【銀魂】坂田銀時が好きすぎて 短編集

万事屋さん 2 ページ11

思った通り、お団子も喜んでくれて




A「もしかして、甘いもの、好きなんですか？」




銀時「はい、俺、糖分でできてるんで」



なんだそれw



おかしくてちょっと笑っちゃったんだけど




坂田さんもちょっと笑ってくれた





その笑顔になぜか




心臓が跳ねた



次の日も、次の日も



私は甘いものを買って




毎回すいません、といいつつ頬張る坂田さんを見るのが



もう慣れた頃





銀時「じゃあ、多分もうこれで大丈夫だと思うんで、1週間お邪魔しました」



修理が終わる




というのは




坂田さんはもう来なくなる





ということで


A「本当に、有難う御座いました」



じゃあ、っていう坂田さんの背中を見て



もう、甘いものを買わなくていいんだ




もう、美味しそうに食べてくれる人も




あの笑顔も見れない




また家にひとりぼっちだ




だんだん目頭が熱くなって




次第に涙が出て来て




あぁ、そうか




私、寂しかったんだ




嬉しかったんだな



部屋で1人、泣いていると




銀時「あのォすいません、忘れ物しちゃって〜...って、え？！なんで泣いてんの？！」



A「え、ちょっと待ってくださいなんでいるんですか」



銀時「いや、だから忘れ物したって」



恥ずかしい！！！



銀時「どうかしたのか？」




近くに来て、横に座ってくれて





そんな優しさに、甘えてしまう


A「坂田さん....また、遊びに来てください。家に一人が、寂しいと気づいてしまって....」


ごめんなさい、お忙しいのに迷惑ですよね、
と言ったら



私はなぜか暖かくて




坂田さんの腕の中でいた



A「えっ、坂田さん？////」



顔に熱がたまるのが分かる




銀時「よし、うちに来い」




A「へ？」




銀時「この辺は治安も悪ぃし、女1人は危なすぎんだろ、
うちには居候が既にいるし、全然悪い話じゃないと思うんだけど」



A「えっと、ほ、本気ですか？？」




銀時「銀さん本気だよ、本気と書いてマジって読む」



いいのかな




ほんとに、こんな幸せなことがあって





A「じゃあ、宜しくお願いします....」




銀時「よし！決まりだな、じゃあ荷物まとめて明日にでも来い」




A「坂田さん、本当に有難う御座います」



銀時「あー、固い、銀さんでいーよもうめんどくせー！
宜しくな、A」



私は、明日から万事屋になります

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