ゴースト・リーダー【ARS*O×S】 (ページ5)

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記者会見を終わり
楽屋に戻るため

4人で廊下を歩いていると

?｢翔くん｣

後ろから声が聞こえて来た

気のせいだろうか?

俺は念の為後ろを振り向いた

だけどそこには誰も居ない

気のせい、か

俺は前に顔を戻し歩くと

?｢翔くん!聞こえるんでしょ?
返事してよ〜｣

またさっきの声が聞こえた

その声は聞き覚えのある声で
ってか、さっきより近くで
言われているような?

いや、彼はもう……

……もう1回、もう1回確認しよう
俺はバッと後ろに振り返ると

そこには、大野さんが立っていた

え……?大野、さん?

すると大野さんは
俺に勢い良く抱きくっついて来た

智｢しょーくん!
やっと気づいてくれた〜｣

｢に、兄さん!?なん、で……?｣

智｢戻って来たんだよ!｣

｢ほ、本当に兄さん、だよね?｣

何だか視界がボヤける

智｢何だよ翔くん泣いてんの?
も〜可愛いやつだなあ｣

智くんはそう言い俺の顔を掴んで笑う

｢だって、だってえ……｣

俺は智くんに泣きながらくっつくと
彼は俺の頭を撫でてくれた

智｢よしよし
寂しい思いさせちゃってごめんな?
でもこれからもずっと傍にいるから｣

｢うん……!｣

するとそこに雅紀が
俺達の所にやって来る

雅紀｢どうしたの翔ちゃん?｣

｢雅紀!智くんが!
智くんが居るんだよ!｣

雅紀｢え、何言ってんの翔ちゃん｣

｢ほら!此処に居るんだって!｣

雅紀｢翔ちゃん、冗談はやめてよ｣

｢冗談じゃない!居るんだよ!｣

雅紀｢翔ちゃん、落ちついて聞いて?｣

すると雅紀は深呼吸して俺に話す

雅紀｢リーダーは
もうこの世に居ないの｣

え?でも、此処に居るじゃん……

じゃあ俺の隣に居るのは?

俺は智くんに振り向くと
彼は俺に苦笑いをする

智｢ごめん翔くん
俺、幽霊になっちゃった｣

.

.

.

ええ〜?!