検索窓
今日:1 hit、昨日:6 hit、合計:36,267 hit

〜File1〜旧校舎怪談3 ページ4

はいっ、翌朝です

昨日はあの後、麻衣が帰ると言い出してくれたので私もそれについていき脱出

いやぁ、実際に見ると本当に美人でしたね、ナルちゃんは

まぁそんなことは置いといて

一緒に登校しようとした麻衣は既に家を出ていたらしく、インターホンを鳴らしても出てきませんでした

置いてかれたよ……うぅ………
トボトボと桜並木を通っていく

一緒に行って、リンさんに怪我をさせないようにしたかったんだけど…

どうやら原作通りに進んでいくらしい
どうやって麻衣と一緒にお手伝いしよう

そう考えていると、旧校舎の方からものすごい音がした

『うっそん…このタイミングか〜私がもうちょい早く着けば助けられたじゃん!?』

そうぼやきながら旧校舎へと駆け込む

するとそこにはやはり倒れている下駄箱、下敷きになるリンさん、呆然とする麻衣の姿

「どうした」

私を横目に確認し、冷静に聞く渋谷氏
見ての通りでっせ

「__リン?」

渋谷氏がリンさんに声をかけてから麻衣を見る

「何があった?」

「はあ、それが…」

麻衣が答えようとしたとき、リンさんが起き上がった

むむ、頭をちょっとばかし切っている、私はポケットからハンカチを取りだした

『あの、頭から血が出てます、これ使って下さい』

「えっ、A!?なんでここに!」

今気付いたんかい、麻衣の素っ頓狂な声が響く
私は渋谷氏にハンカチを渡し、麻衣に微笑む

『麻衣、さっきチャイム鳴っちゃったんだけど…先に行って私がちょっと遅刻するって伝えておいてくれない?』

「えっ、嘘!チャイム鳴ったの!?分かった!!」

麻衣は真っ黒な二人組を気にしながらも走り去っていった

うん、元気なことは良いことだ!
さて…と、私は振り返り

『あの、麻衣が本当に申し訳ございませんでした、病院は校門を出て角を曲がった直ぐのところにありますので』

「あぁ、ありがとうございます……さっきの子の名前を教えてもらっても?」

『谷山麻衣です』

「そう…君は?」

『設楽 Aです』

「では、設楽さん。この場は大丈夫のようですから、どうぞ教室へ」

『分かりました。お大事にどうぞ』

さっさと行け、みたいな目で見てくるので退散退散〜!

触らぬ神に祟りなしだよ〜

〜File1〜旧校舎怪談4→←〜File1〜旧校舎怪談2



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (30 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
131人がお気に入り
設定タグ:ゴーストハント , GH , ナル
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

梨花 - 更新大変でしょうが、いつまでも応援しています! (2019年11月28日 18時) (レス) id: f3674189e1 (このIDを非表示/違反報告)
りーさん。(プロフ) - 面白いです!!続き楽しみです♪ (2019年2月2日 1時) (レス) id: ea3558cf25 (このIDを非表示/違反報告)
白桜姫 - 続き楽しみにしてます^ ^ (2018年12月28日 10時) (レス) id: a386c69c5e (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:アサヒ x他1人 | 作成日時:2018年8月11日 15時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。