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4話 九条先生と坂本先生と沖田君と方言 ページ7




「先生ー」

『どがんしたと沖田君。あと勝手にベッドを使うな』



今日は沖田君がサボりに来ている。今の時間帯で言うと部活動中だからきっと今頃土方君が探しているのだろう。

ちなみに彼も保健室常連の内の1人だ。

あ、設定書き忘れた。



「先生の方言どこなんですかィ?」

『九州けど?』

「いつもよりもっと方言っぽくなんか言ってみてくだせェよ」



いつもよりって……ふつーに話しとるだけっちゃけどなぁ。



『て言われても…なん話せば良いと?』

「うーん、「Aせんせー!」



沖田君を遮って保健室にバカデカい声で入って来たのは数学教師の坂本辰馬先生だった。



『あんたまさかまた吐いたっちゃなかと?』

「そのとーりぜよ! あ、この服と靴下借りるきに」

『そん靴下履けんよ。そいじゃがいも出来とっけん』

「んん? ホントやのぉ。したらどれ履いたらええが?」

『そこにあっとば履かんね。汚した服は着替えたらそこにのしとって良かけんさ。あ、あとこいあんたのクラスの生徒の記録書やけんやっとってよ。別あせがんちゃ良かけん』

「おぉ!すまんのぉ」

『この際やけんまたゆうけど、いい加減二日酔いで保健室くっと辞めてくれん!? 毎回世話するうちの気持ちになってよ。あと保健室のドア開けるときうちの名前叫ばんば入って来れんと! ホント、やぐらしか……』

「ゆってものぉ、吐いてしまうんやき仕方ないぜよ」

『そいはあんたが飲みすぎっけんやろ! こん前みたいに橋におっちゃけたくなかったなら酒も我慢すっことね。さぁはよ教室戻り!』

「あー、わーったぜよ!」



やっと出て行った辰馬にひと息吐く。



『ふぅ……んで、方言で喋れば良かとっけ?』

「いや、もういいです」



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※靴下にじゃがいも→靴下に穴開いた

5話 九条先生と妙ちゃんと詐欺→←3話 九条先生と銀八先生と小説



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睡眠足りない布団好き女子(プロフ) - C7U.さん» ありがとうございます!コメント2回目ですよね!?嬉しいです!今作も頑張って書きますね! (2021年8月16日 17時) (レス) id: 59dd10e08e (このIDを非表示/違反報告)
C7U.(プロフ) - 今作もとても面白かったです!本編もpixivもいつも楽しみにしています!これからも頑張ってください!私もこんな小説が書けるようになりたいです! (2021年8月16日 17時) (レス) id: a0eb48f8b5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:睡眠足りない布団好き女子 | 作成日時:2021年8月13日 0時

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