35 ページ39
.
ご飯もお腹いっぱい食べてお酒も飲んでタクシーで私の家に向かう。
樹「おじゃまします」
「適当に座ってて!」
私はキッチンに行き、冷蔵庫からお茶を取り出し、コップに入れ、ソファーに座ってる樹くんの前にあるローテーブルに置いた。
樹「ありがとう」
「タオル取ってくるね!」
私はカバンを持って寝室へ。
今日ずっとカバンに入ってたタオルを取り出した。
「はい、どうぞ!」
樹「ありがとう……手、離さないの?」
「あっ、」
樹くんにタオルを返したらすぐ帰っちゃう気がして、気付いたらタオルを持つ手に力が入っていた。
樹「返してくれないの?」
「かえ、す…」
私はゆっくり手を離した。
樹くんはタオルをカバンに入れた。
コップに入ってた残りのお茶を一気飲みした。
やばいっ、これは帰るやつだ…
「あ、お、おかわりいる?お茶!」
樹「いや、別に大丈夫」
「あっ!美味しいプリンあるんだけど食べる!?」
樹「いや、お腹いっぱいだから大丈夫」
「じゃ、じゃあ、」
どうしよう、何も思いつかない。
一生懸命考えてると、フッと鼻で笑われた気がした。
顔を上げると樹くんと目が合った。
樹「好き」
「えっ?」
樹「俺、カレンちゃんが好き」
.
234人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:LALA | 作成日時:2022年11月11日 22時