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itsuki.
「別に面白い話じゃないよ」
樹「聞きたい」
「なんで?聞いてどうするの?」
樹「カレンちゃんの苦しんでることを俺も知りたい。助けれるなら助けてあげたい。」
最初は共通点が多くて話してて楽しい、ただそれだけだった。
会えない間もたまに連絡はとっていた。
今日久しぶりに会って、カレンちゃんを見て、“あぁ、やっぱり好きなんだ”、そう思った。
だから、カレンちゃんの全てが知りたい。
「……本当は今回のドラマ断る予定だったの」
樹「なんで?」
「恋愛系の作品には出たくなかったから。だから、いつも話がきてもマネージャーに断ってもらってた。」
樹「今回出たのはなんで?」
「鈴木さんいるし、同じ事務所の人もたくさんいたから大丈夫だと思って。」
樹「伸さんのこと好きだから?」
「好きだけどそれはお兄ちゃんとして。あの時助けてくれたし、今回も鈴木さんいるならって安心して…」
樹「助けてもらったってどういうこと?俺が聞きたいのはそういうことじゃないんだけど。」
黙ってしまったカレンちゃん。
ちょっと強く言いすぎたかな…
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作者名:LALA | 作成日時:2022年11月11日 22時