sweetie and sweetie (ページ12)

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監督「カット！」

スタッフ「1時間休憩になります！」

撮影が始まって2週間。

撮影は凄く順調。

お昼ご飯を食べて暇だったから散歩することにした。

すると建物も建物の間に一匹の猫を発見。

「可愛いー」

ポケットからスマホを出し、しゃがんで遠めから写真を撮る私。

何枚か撮ってると、

？「あっ、野良猫じゃん」

「ふ、藤原くん！？」

その声はすぐ横から聞こえた。

横を見ると私と同じようにしゃがんで猫を見てる藤原くん。

それよりも私は思ったよりも近い距離にいたことに驚いて勢いよく立ち上がった。

「わっ、」

樹「危ないっ」

勢いよく立ち上がったせいかバランスを崩して倒れそうになって思わず目をギュッとつぶった。

でも倒れた痛みはなくて、凄くあたたかい感覚があった。

ゆっくりと目を開けると、

「えっ！？」

樹「大丈夫？」

なんで私、藤原くんに抱きしめられてるの！？

状況が理解できないけど、とりあえず私はすぐに藤原くんは離れて藤原くんに背を向けた。

「ご、ごめん！ありがとう！」

樹「いや、俺こそなんか抱きしめちゃってごめん」

「ううん！大丈夫だから！もう何も言わないで！」

私は手であおいで熱くなった顔の熱を冷ますのに必死だった。

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