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itsuki.
カレンちゃんと談笑してると酔っ払った男のスタッフさんがお酒を2つ持ってやって来た。
カレンちゃんとは何度か仕事で一緒になったことがあるようだ。
楽しく話してると思ったらスタッフさんがカレンちゃんにお酒を勧めた。
「すいません、明日朝から雑誌の撮影が控えてるんでお酒は控えてるんですよ。」
『一口だけなら大丈夫でしょ！ほらほら！』
なかなかしつこいスタッフさん。
カレンちゃんが何度断っても勧めてくる。
チラッとカレンちゃんの顔を見ると明らかに困っていた。
俺が声をかけようとしたら、
伸之「いいかげんにしてください」
『鈴木くん！』
伸之「嫌がってるの分かんないんですか？撮影前に問題起こしたら大変なことになるんじゃないんですか？」
『…悪かった』
そう言ってスタッフさんは戻っていった。
伸さんはカレンちゃんの頭をポンポンと撫でた。
伸之「大丈夫か？」
「…だからこういうところ嫌い」
伸之「もう帰れ。マネージャー呼んでくる。ごめん、藤原くん、少しの間、カレンのこと頼める？」
樹「あ、はい、全然大丈夫です」
そう言って伸さんはカレンちゃんのマネージャーさんを呼びに行った。
「なんかごめんね、空気悪くしちゃって」
樹「俺は全然」
この時はただ酔っぱらいの相手するのがめんどくさいって考えてた。
カレンちゃんがこういうところが嫌いな理由が他にあることを知るのはもう少し先の話。
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作者名：LALA
| 作成日時：2022年11月11日 22時
