Only One Girl 2 (ページ36)

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陸さんのお悩み相談室ページ36

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陸「で、今回はどうしたのかなー？」

「いっちゃんが勝手に話しちゃった」

陸「うん、それは俺も驚いた！でもカレンが悩んでるのは他のことでしょ？」

「…陸さんには分かっちゃいますか？」

陸「分かっちゃいます！」

私は、ふぅと深呼吸をしてから話し始めた。

「いっちゃんとは嫌いで別れたんじゃないんです。候補生に選ばれたから一度お互い夢のために頑張ろうってなって。」

陸「まだ好きなの？」

「好きだけどそれは友達以上恋人未満っていう感じで、前みたいな好きとは違うんです。でもさっきいっちゃんはまだ好きみたいなこと言うし。」

陸「カレンの気持ちは樹には向いてないってこと？」

「はい…」

陸「他に好きな人がいるとか？」

「…はい、」

陸「……それって、壱馬？」

突然出た名前に驚いた。

ビックリして陸さんを見たら、陸さんはいつもの柔らかい笑顔で“やっぱり”って言った。

陸「たぶん樹も気付いてると思うよ。だから、今日あんなこと言ったんだと思うよ。」

「でも私、誰にも何も言ってないのに…」

陸「好きだから、自分の好きな人だから、その人が誰を見てるか分かるんじゃないかな」

「陸さん？」

さっきとは違って真面目な声のトーンで話す陸さん。

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