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itsuki.
店に着き、俺の隣に座ったリナさん。
飲み物と食べ物を注文してしばらくしたらグループLINEに北人さんからメッセージが届いた。
北人カレン見つけたよ。
濡れてて風邪引くと行けないから家に帰るね。
同じ車だった海青と翔平は俺と同じで気になってたのかすぐにメッセージに気付いた。
チラッと確認すると今スマホを触ってるのは年下メンバーと山彰さんだけか。
リナ「樹くん、どうしたの?怖い顔して。」
樹「いや、別に」
リナ「そういえばカレンはどう?みんなと上手くやってる?」
樹「まぁ、普通ですけど」
リナ「本当に?あの子、大人しそうに見えて性格悪いからみんな騙されてるんじゃないかと思ってずっと心配してたんだよね。」
翔吾「どういうこと?」
突然の言葉にガヤガヤしてた室内が静かになった。
そのタイミングで料理が次々と運ばれてくる。
料理を口にしながらリナさんは話を続ける。
リナ「みんなには黙ってたけど、私ずっとカレンにイジメられてたんだ。いつも悪口言われて頭から水だってかけられたこともあるんだよね。」
陸「まさか、カレンがそんなことするわけないじゃん。」
リナ「陸くんはカレンを信じる?ほら、昔、武者修行の時に私、腕に痣作ったことあるじゃない?あれ、カレンに叩かれてできた痣だったの。」
この人は一体何を言ってるんだ。
そう思ってると俺の携帯が鳴った。
画面には北人さんの名前。
樹「北人さんからなんで出ます」
俺は部屋を出て電話に出た。
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作者名:LALA | 作成日時:2022年9月21日 22時