化学の力 ページ25
鬱先生に「Aちゃんも道ずれじゃい……!!!」と非常に恨みの篭もった一言を放たれ連れていかれた先はお城の離れにある実験ラボであった。はえぇこんな場所あるんすね初知りなんじゃぁ^〜!
「くられ先生、ここでなにするんですか?」
「ん?実験だよ実験!いやはやしかし人手が足りなくてね、いつも鬱くんに手伝ってもらってるんだ」
「僕は手伝うなんて一言も言ったこと無いんすけど先生……」
「ちょっと難聴始まってるからわからないなぁ〜!!」
雑談しながらすでに机の上に置いてあった機械をガチャガチャといじるくられ先生。私はやる事ないので謎の機械に怯える鬱先生を眺めていた。顔はなぁ、いいんだけどなぁ…うん……。
「僕の顔になんかついとる?」
「喋らないでください台無し…」
「そんなAちゃんにはサービスやでっ☆」
バチンという擬音がぴったりなウインクを鬱先生から貰ってしまった。残念だったな!!私にはそんなもの効かぬのだ!!
「控えめに言っておぞましい!!!」
「え、僕の扱い酷すぎちゃう?」
「今までの行動思い返してどうぞ」
「二人とも遊んでるとこあれだけど準備できたよ〜!」
声のする方へ向くとそこには怪しい液体のはいったフラスコが2〜3本鎮座していた。
「はい鬱くん、これ飲んでね」
「先生、これはなんのポーションですか」
「それは飲んでからのお楽しみ〜」
「先生!!先生!!!!」
観念したようにぐいっと飲み干したが、見たところなんの変化もない。二人して首を傾げているとくられ先生からどこからともなく急に厚さ5mmほどの鉄板が取り出された。
「へい鬱くんパンチだ!!」
「えぇ!?いやいやいや、僕が殴ってもそれなんともならないですよ力弱いですし!!」
「まぁまぁやってみてよ」
「えぇー…?じゃあ本気でいきますよ…??」
鬱先生は鉄板との距離を少しあけ、軽く助走を付けて腰をひねりパンチを繰り出す。絶対あれ痛いだけだよぉ見てるだけでも手が痛いべと思っていた。ベコンッ!という音が聞こえるまでは。
ん…?ベコン……!?!?特に何も考えずに眺めてた私は驚きの音にびっくりする。鉄板の方を見るとなんと貫通していた。やば……。
「これは成功だね!!」
「先生これやばいですって!!」
「すごーい」「ねー」
「じゃあ次のいこうか」
脳が溶けてる私と違いくられ先生はペンを走らせ記録を取っていた。感想は同じなのに!なんか賢そう!(賢い)なんでや!
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にむ(プロフ) - しゃけ@さん» 気づいてしまいましたか…!いろんな所に動画やTwitterのネタも投入してますのでよければ他も探してみてください! (2020年12月6日 0時) (レス) id: 966aa2874f (このIDを非表示/違反報告)
しゃけ@(プロフ) - 猫?魚?…ハッ、ししゃもねこ…ブロマガ巡回流石です… (2020年12月5日 20時) (レス) id: 5cfff60272 (このIDを非表示/違反報告)
にむ(プロフ) - 幽霊狸の詩花(ウタ)と煽り狐の和琴(アコ)さん» コメ指摘ありがとうございます!うわほんまや誤字ってる……。ご指摘ありがとうございます!助かります……!! (2020年11月3日 14時) (レス) id: 0f0ceb48a8 (このIDを非表示/違反報告)
幽霊狸の詩花(ウタ)と煽り狐の和琴(アコ)(プロフ) - 幽霊狸の詩花「どうも、初コメ失礼します。あのいきなりで誠に申し訳ないんですけど、“童貞とパン屑と玄人”の【買いたいグッズ】のところなんですが【解体グッズ】では無いでしょうか?勘違いだったらすみまs(((煽り狐の和琴「コイツのこと狸鍋に…^^」ヤメテッ!」 (2020年11月2日 22時) (レス) id: 931c5ca3e7 (このIDを非表示/違反報告)
にむ(プロフ) - 謎の物体さん» ああああああああDM開けてなかった……!!!めっ、うわ、ほんとすいませんいま開けました…フォロリクも送りました……ほんま、うわ、ほんますんません。よろしくおねがいします……。 (2020年10月5日 13時) (レス) id: 0f0ceb48a8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:にむ | 作成日時:2020年7月30日 20時