もうみれない！【名前変換オリジナル】

五時間目 ページ9

「お、出てきたな」


「すごい歓迎されてたね〜」


「え、えへへ…おかげさまで…」


「じゃあ、早速テニス部について説明するかな＿＿」




先輩に、活動日や時間帯、普段の練習のメニューなど、いろいろ教えてもらった。



「そんなところだな、興味があったら入部してくれ」


「なるほど、ありがとうございます！」


「Aさん、他にも見学行く？」


うーん、どうしよう…ほぼ確定してるみたいなもんだから、もういいかもなぁ……


「碧人くんが行きたいとこあったら任せるよ、多分私は＿＿＿」





　 「やばいそこの見学、避けて！！！」





＿＿＿＿え？


とても速く、勢いの乗ったテニスボールが向かってくる。

これ、顔に直撃かな？避けないと。


だめだ、急すぎて体が動かな＿＿＿＿＿





　 パコーン！＿＿＿




＿＿＿あれ？


「オイ、気を付けろよ！」


「さーせん、サーブマシン急に動き出して…」


「もし不具合あるようだったら先生に見てもらうか…

まぁ心配ないぞ、お前らも練習続けろ」


「はいっ」


「A、だったか？大丈夫か」


「………っあれ…？直撃してない…？」


「渡邊先輩が打ち返してくれたんだよ…びっくりしちゃった」


「あ、俺のこと修一で呼んでくれないか？女子にも渡邊いるんだよ」


「だってさ、Aさん良かったぁ…

Aさん？」



かっっっっ……………………こいい……………………………


あんな速い球、あんな反応速度で……



「あっ…と……、修一せんぱい、ありがとうございま、した……」


「無事なら良かった、…A？」



「あっ、すみませんボーっとしちゃった…」


やけに先輩がキラキラして見える。



「じゃ、僕たちもう帰ろうか」


「うん、ありがとうございました…！」


「いろいろとすまなかったな、是非ご検討を」

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