《番外編》明智とカップル ページ44
文化祭の日、少し暇のできた明智と君澤は文化祭の出し物を見て回っていた。
その時気になる出し物を見つけた君澤。
君澤『ねぇ、秀一見て』
君澤の指さす先には｢らぶらぶドリンク販売中｣という看板が。
明智｢…らぶらぶドリンク…？｣
君澤『どんなドリンクなんだろうね』
2人が頭の上にハテナを浮かべてると、接客をしていたその店の生徒がこちらに寄ってくる。
｢よかったらどうですか？カップルさんですよね？｣
｢カップル｣と言われた2人は慌てて誤解をとこうとしたが背中を押され2人で中に連れていかれた。
言われるがまま席に着いた2人はとりあえずドリンクを注文した。
君澤『なんか…大変なことに…』
明智｢まぁ、飲んですぐ出ればよくね？｣
そこに、注文していたドリンクが届く。だが、そのドリンクは大きなグラスにハートになった青とピンクのストローが刺さった物だった。
思わず、2人も顔を見合わせる。
明智｢…いや、想像越してきた…｣
君澤『うん……と、とりあえず飲も？うん』
そう言って君澤はストローでドリンクを少しずつ飲み始めた。そして、視線を上げると明智も同じようにドリンクを飲んでいた。
ふと、至近距離で目が合い思わずストローから口を離した。
君澤『なんかここ暑くない？笑』
明智｢あ、暑いな…笑｣
そこに店員さんがやって来て1枚の写真を手渡した。
｢こちら、カップルさんにサービスでお撮りしてる写真です！らぶらぶな所が撮れましたよ！｣
そう言って写真を見ると一緒にドリンクを飲む自分たちの姿が写っていた。
店員さんはニコニコして戻っていった。
残された2人もしばらく座っていたがドリンクを飲み終え、教室を後にした。
君澤『…写真…どうする？』
明智｢まぁ……これはこれで記念じゃね？｣
君澤『でも私とだよ？』
君澤の言葉に明智は立ち止まり真っ直ぐ君澤を見た。そしてこう言った。
明智｢Aとじゃなきゃ……撮ってないし、写真もいらない｣
その言葉に驚きつつも頬を赤く染める君澤。
明智は勝ち誇った笑みで写真をヒラヒラさせて歩き出す。
君澤『……ドリンクで冷めた熱が…っ！』
君澤はしばらく謎の熱を感じていたらしい。
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なえ - ぱみさん» ありがとうございます！ いつも読んでいます！ (2019年6月15日 23時) (
レス) id: a62a058a8d (このIDを非表示/違反報告)
ぱみ(プロフ) - なえ さん» コメントありがとうございます。いえいえ大丈夫ですよ！お気になさらずに！大好きと言って頂けるだけで嬉しいです (2019年6月13日 20時) (レス) id: 34ee2ee9d5 (このIDを非表示/違反報告)
ぱみ(プロフ) - タピオカさん» コメントありがとうございます！ぜひぜひよろしくお願いします！ (2019年6月13日 20時) (レス) id: 34ee2ee9d5 (このIDを非表示/違反報告)
ぱみ(プロフ) - うみこさん» 作者もオチについてはまだ悩んでおりましたので、貴重なご意見ありがとうございます！ (2019年6月13日 20時) (レス) id: 34ee2ee9d5 (このIDを非表示/違反報告)
ぱみ(プロフ) - もなこさん» リクエストありがとうございます！お時間ある時に書きますね！ (2019年6月13日 20時) (レス) id: 34ee2ee9d5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぱみ | 作成日時：2019年6月1日 23時
