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川崎「A!青春の主張行こう!!」
君澤『うん』
クラスの皆も中庭に向かう。
舞台の上には女装した高槻が立っている。
高槻「堀江〜〜!!!」
呼ばれた堀江は戸惑う。
高槻「お前に対して言いたいことがある!」
生徒達も盛り上げる。
「はい、堀江!堀江いますか!?」
堀江「はい!」
先生にも呼ばれ手を挙げて1歩前にでる。
高槻「堀江っ!俺はっっ!…っ泣」
高槻は泣き出してしまった。
校長「あらら…青春ですね〜」
高槻「好きだァァァァ!!!!」
高槻の告白。女子は悲鳴をあげて喜ぶ。
一方の堀江は少し考え込み…
堀江「ごめんなさい!」
高槻はフラれてしまった。落ち込む高槻。
「え〜続いて行きましょう!」
先生が名前を呼ぶ前に1人の生徒が舞台に上がる。その生徒は……女子生徒の制服を着て原田のイヤリングをつけた光岡だった。
君澤『光岡?』
驚きのあまり君澤も声を上げた。
光岡「俺は……っ、私はこーゆう格好がしてみたかったって、今回の文化祭で…ハッキリ気づいた。この格好で出てきたら気持ち悪いとか…言われるって思ってたけど…
のぶおに相談して、どんな格好をしても…光岡は光岡って言ってくれて、やりたいままでいいんだって!そう思えた…だから、わたしは…これから女の子の格好で、学校に来ようと思ってる!
っていう…いたいようにいる…宣言です。
あと……もう1つ…。どうしても俺の想いを伝えたい人がいます。」
光岡はゆっくり君澤の方を向いた。
光岡「俺が学校来なくなった時…君澤は、「無理して来なくていい」って「光岡が来たくなったら来ればいい」って言ってくれて、こんな俺を気にしてくれた君澤に、俺はただ頷くことしか出来なくて…情けなくて……ずっと後悔してた。
のぶおと、一緒に迎えに来てくれた時俺に謝った君澤の顔を見て…「あぁ…俺がこんな顔させてるんだ」って……何度も傷つけてきたんだって…その時やっと気づいた。
俺が君澤のためにしてやれる事なんて…指で数える程しかない…。特別すごい人間でもない俺だけど……。
俺は……ずっと、君澤の事が…好きです。
返事はいらない、これからも……"幼なじみ"として……よろしくなっ…!!」
光岡の目には涙が溢れそうになるほど溜まっていた。君澤も、光岡の言葉を聞いて泣きそうになるのを必死で超えた。
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なえ - ぱみさん» ありがとうございます! いつも読んでいます! (2019年6月15日 23時) (レス) id: a62a058a8d (このIDを非表示/違反報告)
ぱみ(プロフ) - なえ さん» コメントありがとうございます。いえいえ大丈夫ですよ!お気になさらずに!大好きと言って頂けるだけで嬉しいです (2019年6月13日 20時) (レス) id: 34ee2ee9d5 (このIDを非表示/違反報告)
ぱみ(プロフ) - タピオカさん» コメントありがとうございます!ぜひぜひよろしくお願いします! (2019年6月13日 20時) (レス) id: 34ee2ee9d5 (このIDを非表示/違反報告)
ぱみ(プロフ) - うみこさん» 作者もオチについてはまだ悩んでおりましたので、貴重なご意見ありがとうございます! (2019年6月13日 20時) (レス) id: 34ee2ee9d5 (このIDを非表示/違反報告)
ぱみ(プロフ) - もなこさん» リクエストありがとうございます!お時間ある時に書きますね! (2019年6月13日 20時) (レス) id: 34ee2ee9d5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぱみ | 作成日時:2019年6月1日 23時