私、自分嫌いなんで４【俺のスカート、どこ行った？】

第8話 ページ24

原田｢ん〜いいんじゃない？ん〜！うんうん｣

原田と女子たちが男子たちの格好を見て頷く。

男子たちは、皆女物の服を着ていた。

｢いいじゃん似合う〜｣

原田｢どう？キツくない？｣

明智｢いや…キツくはないけどさ…これ…｣

明智は、自分の格好を再度確認する。
金髪の長いウィッグを被りピンクのドレスを身にまとう。

若林｢恥ずかしいんだけど…｣

若林は、原田と似たウィッグを被りメイド服のスカート丈が長い服を着用。

原田｢東条…足綺麗よ？…あたしも足綺麗なんだけど見て！！｣

原田は、自分のスカートを、上げて足を見せる。
そんな東条は、茶色のウィッグを被り服はスカート丈が短い物を着用している。

田中｢も〜〜、先生しまってください！｣

田中が慌てて原田のスカートを下ろした。

東条｢これ…俺らもやらないとダメ？｣

東条が嫌々な顔で原田に聞いた。

原田｢あんた達がやりたいって言ったんでしょ！？｣


それは遡る話で……。
学園に何をやるかクラスで話し合っていた。

原田｢さぁ！今年の文化祭の出し物決めるわよ！｣

原田は、教卓に手を付き飛び跳ねて喜んでいる。

田中｢担任の先生によっても違うのですが…生徒からの希望を集めて投票したり、学校としての行事も挟むので…まぁそういったもののバランス…｣

田中の話を遮る形で原田が止めた。

原田｢なんかもう長い！｣

田中｢なんで！？｣

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