私、自分嫌いなんで４【俺のスカート、どこ行った？】

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明智は立ち上がり原田の方に歩いていく。

原田もリングの外へ出る。

明智｢なぁ…｣

原田｢なに？｣

明智｢賭けの話……誰がお前を1番に辞めさせるかって賭けの話…。あれお前の勝ちでいいよ？

俺学校辞めるから…俺の負けでいい｣

東条｢おいっ…なんでだよ！｣

明智｢お前のおかげで学校戻れたとか嫌だから…頼ったとか思われたくねぇし……｣

原田｢あ？のぶおちゃんでしょ？今あんたと、あそこに突っ立ってる君澤だけだよ？あたしのことお前とか…のぶおって、呼ばないの！｣

明智｢だからそーゆうの頼んでねぇんだよ！｣

原田｢なんで頼るのが嫌なの？｣

明智｢…どうせ裏切んだろ？｣

明智の言葉に君澤の表情が悲しみに染まった。

明智｢最後は俺を置いてくに決まってんだよ…っ！お前も長井も…っ仲いいフリしたヤツらも…最後知らんぷりして…殴って逃げるに決まってんだよっ！どんなに信用しても…だいたいそうだよ皆…。｣

東条｢明智…っ｣

明智｢だからいらねぇ…、別にお前らと仲良かったのも…そーゆうフリだから…｣

原田｢分かった…じゃあ、あんた…。好きなだけあたしを殴りなさい！あたしは絶対に殴り返さない！あたしはあんたの父親と違って…約束も守る！母親と違って嘘もつかない！あんたが裏切られた数だけ…好きなだけ殴りなさい！で、あたしがもし気絶したら…その間に学校辞めていいよ？…ほら、明智？どうしたの？殴りなさい？
あんたがここであたしを殴っても、あたしあんたと、あんたの父親が一緒だなんて言わないから！だって、あたしが良いって…言ってんだもん！｣

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