夏油が自分のことを好きだと気が付いたので挑発したら痛い目にあった話

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ある日、私は気が付いてしまった。



「夏油って、私のこと好きじゃね？」と＿＿




正直、薄々そんな気はしていた、私のことをよく気にかけてくるし、良く視線を感じた。


休日、友達と遊びに出かけた時は「誰と行ってたの？」と何かと詮索してきた。

ここまでなら、まぁ、私の考えすぎか？ぐらいで終わっていたのだが、今日、それが確信に変わった。





今日の任務は夏油と2人での任務だった。

内容はそこまで難しくもなく、3〜2級の呪霊を4，5体祓うという任務だった



夏油一人でも十分な任務だが、もしもの時のためと私も派遣されたのだ。

しかし、“もしも”なんてこともなく夏油は迅速に呪霊を払え終える。







「よし、帰ろうか」

A「うわ〜、絶対、私来る意味なかったよね〜」







夏油のあまりの速さに、私が動く暇もなく、気が付けば任務は終わっていた。

任務を終え、高専へと歩き出す。




「今日の任務、私何もしてないから報告書、書かなくても許されると思う？」「許されないだろうねぇ」なんて夏油とたわいない話をしながら帰っていると、ポタっと冷たいものが私の首筋に当たる。






A「ひょあ！？冷たっ」






ふと上を見上げると、先ほどまで晴天だった青空とは違い薄黒い雲が空を覆っている。

「雨が降りそうだな」と思っているとぽつぽつと雨が降り始め、次の瞬間ザーっと降り注いでくる。

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