検索窓
今日:5 hit、昨日:3 hit、合計:90,054 hit

ページ9

.

ボクと駅員の間に降ちてきた猪?くんはブンブンと刀を振り回している。
危ないよ。

「怪しいぜ怪しいぜ!この当たりが特に!!」
『キミ、勘がいいんだね』
「誰だお前!!」

わっ、こっち見た。
被り物だろう猪の顔がこちらをギュルンと向く。
うわー目どこ見てるか分からん。怖っ。

こんなことを思うボクは緊張感が欠けているんだろうね。
頭痛いんだよ仕方ないでしょ。

何故か猪くんが斬りかかってくる。
なんで!?
素早く抜刀してそれを弾く。

『ボクはキミと同じ鬼殺隊だよ!』
ズボンの材質から同じだと推測した。

「そんなこと知るか!俺と戦え!」
『理不尽だな!』
なんか既視感を感じるぞ。

猪くんの背後から鬼の手が無数襲いかかってくる。
『猪くん!「キモっ!」ボクが気持ち悪いみたいに言うな! 』
彼の肩を引いて入れ替わるように前に出ると、無数の手を切り落とした。
手の残骸が散る向こう側で駅員が恐怖に怯えているのが見える。

『駅員さ「おい!まだ終わってないぞ!」っ!』
言葉と同時に背後に迫る危険を察知。
振り返ると

「大丈夫!?姉さん!!」
弟─炭治郎─が残っていた手を切り裂きながら降り立った。

『なんでキミが「ねぇ大丈夫?怪我ない!?」
たたた…(炭治郎)とととと…(とりあえず離して)くくくかく…(首がもげる)』
「姉さんしっかりしてぇぇえ!!」

両肩に手を置かれて前後に振られる。
頭がぐわんぐわん揺れて目が回る回る。
吐きそ、おぇ……

「………紋次郎、そろそろ離さねぇとそいつの首取れるぞ」
「ぇ……わぁあ!ごめん!姉さん!」

今だけ猪くんが仏様に見えるよ。

「あ、こいつ目ぇ死んだぞ」
「姉ぇさぁぁん!!!」
『……』
叫ばないで頭 痛いから。




.

弐→←第 漆 幕



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (49 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
146人がお気に入り
設定タグ:鬼滅の刃 , 薄桜鬼
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:タートル | 作者ホームページ:http  
作成日時:2019年12月11日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。