【募集企画】東方幻想記録物語11巻

遊ぼう　呪 ページ17

むかしむかし、あるところに、『人形創造所』という所がありました。
そこでは、数多のお人形が想像されておりました。
創造されたお人形は、人々の手に渡り、人々は喜び、人形達もまた、幸せに暮らしておりました。
…しかし、ある時、創造所に『ウイルス』が紛れ込んでしまったのです。
人々は必死に人形を守り、殆どの人形は無事で済んだのですが…

たった一人の人形に、ウイルスが混じったことで、その世界は消滅したのです―。

自我を持ち、触れたもの全てを壊し、誰の攻撃も効かない『殺戮人形』が生まれてしまったのです。
まあその後いろいろあり、その人形はある程度力を抑えられるようにはなったのですが…
変わっていなかったのです。
誰かれ構わず遊び相手にする性格は。
そんな『殺戮人形』―禁忌呪が―



















幻想郷に、来てしまったのです。
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灰色の猫を抱え、虚ろな目をした少女は、地獄絵図とかした幻想郷に立っていた。
そこでは、少女達が戦っていた。
しかし…
彼女にとっては、そんな戦いは知ったこっちゃない。
彼女は、飽き飽きしていたのだ。弱い癖に、自らの能力であっという間に壊れてしまう人妖達に。
そんな中、彼女は引き付けられた(・・・・・・・)のだ。
能力が効かない人妖の気配に…

「ねぇねぇ、お姉さん」

セーラー服を着た、黄緑髪の少女。

「お姉さん、能力効かないんでしょ？だったら私と…遊ンデヨ」

その瞬間、彼女が付けていた手袋がはじけ飛んだ―

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モルガン・ル・フェ様、呪と戦いたくなければ消しちゃつて大丈夫です！

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