検索窓
今日:1 hit、昨日:1 hit、合計:8,327 hit

section 9 ページ42

ヴェ「いいだろう。言うよ、もうこんな葛藤はうんざりだ」

パ「大丈夫なのか?」



本当にモンドと璃月を愛していたんだね…その心を利用して聞き出してるから、少し申し訳ないな…
わざわざしまっていたものを、無理矢理こじ開けちゃったんだもん…



蛍「万国商会があなたを守る」

ヴェ「だが俺はあいつらを裏切ったんだ…」

パ「臆病なやつだな、間違ったことをやったらちゃんと償うべきだろ!
  だから早く、いったいなにが起きたのか言ってみろよ?」

ヴェ「税金徴収を任せられてる足軽、慶次郎(けいじろう)たちがやったことだ。
  ヤツらが商人たちに告げた税率は、実際より高いものなんだ。それで余った「晶化骨髄」はヤツらが蓄えてる。
  そして商人たちが入手先に困った時、高値で売るよう俺は指示された」

パ「そんな…なにもしないで儲けようとするなんて、卑怯だぞ」

ヴェ「俺はヤツらの操り人形になっていたが、その見返りは生活をギリギリ維持できるほど些細なものだった」

『でも、証拠が必要だよ』

蛍「確かに、まだ証拠がいる」

ヴェ「証拠…証拠…そうだな、決定的な証拠がなければヤツは認めないだろう。
  そういえば、いつも俺が報告をしたあと、ヤツは毎回必ずどこかに行くんだ。いつも怪しいって思っててな…
  ついさっき慶次郎と会ったばかりだ、今から連れてってやるよ」

パ「よし、じゃあ早く行こう!」



さっきまで私たちを邪険にしてたのに……でも、それだけ万国商会のみんなに申し訳ないって思ってたってことかな

それならよかった。トーマが言ってた通り、根っからの恩知らずなんていないんだ

仲間思いの人で良かった



ヴェルナーが先導して、街中の居酒屋の前で止まった

そして目線の先には、役人の格好をした男性



ヴェ「ヤツだ!慶次郎だ!」

パ「行くぞっ!」

『(・・))』



私たちは慶次郎にバレないように尾行をした

そしてだいぶ歩いて行ったかと思うと、誰かと話し始めた



慶「よっ、涼子、調子はどうだ?」

涼「おかげさまで、よければ座って行って」

慶「おう、ちょうどいま稼ぎがいいんだ…」

涼「そう、税金の徴収お疲れ様」



すると、お店に寄っていくのではなく、そのまま歩いて行ってしまった

そして独り言を呟く



慶「ああ、まだ払ってないヤツは…」



すると、近づきすぎたのか、目線がこちらに向いた

section 10→←section 8



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (9 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
33人がお気に入り
設定タグ:原神 , 空蛍 ,
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ゆっきーぷ | 作成日時:2022年9月14日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。