section 3 ページ39
『…いいよ。やってみな。あなたにそれができるなら』
ド〈で、できるに決まってる！僕は誇り高きドレイクなんだ！〉
パ「本当に話してるみたいだな」
蛍「ね。何を話してるのかは全然わからないけど」
『心優しいあなたにそんなことができるとは私は思わない』
ド〈！……舐めるなよ…！〉
『どうぞ？』
私は自分から近づいて両手を広げる
ド〈！……ﾊﾞｼ〉
ドレイクは腕を軽く殴るだけだった
いきなりその行為をしたドレイクにパイモンとお姉ちゃんは驚いた顔をする
パ「お、おい！」
『ほら、あなたの本気はこんなものじゃないでしょう？あなたは優しいから私を殴れなかった…違う？』
ド〈！…ご、ごめんなさい…〉
ドレイクは耳を下げて私に謝る
『あ！ごめんね？全然痛くないから大丈夫だよ』
ド〈本当に？〉
『本当だよ。あなたを絶対に傷つけない』
ド〈僕はドレイクの落ちこぼれだから…もっと強くならなきゃいけないのに…！〉
『どうして？』
ド〈ど、どうしてって…ドレイクだから…ドレイクは強い種族だから〉
『強い種族だからって強くなきゃいけないわけじゃないよ。あなたにはあなたなりの強さがある。
背伸びをして笑われるなら、自分らしくいたほうがいいじゃない？無理に背伸びしなくたっていいんだよ。
そうやって私も誰かに自分を教えてもらったから』
ド〈！……そんなことを言われたのは初めてだ……ありがとう…！〉
ドレイクは涙目で私に抱きつく
殴られたりハグしたりするのでパイモンやお姉ちゃんは驚いていた
『うん』
ド〈ゆ、許してくれるなら…僕を君の眷属にしてほしい…！〉
『えっ！？いいの？自由じゃなくなるんだよ？』
ド〈うん！いいの！僕は君のことを守りたい！だから眷属にして！〉
『眷属にするって言っても…どうすればいいのか…』
パ「け、眷属！？お、おい！今どんな話になってるんだよ！」
『今ね、なんか心を開いてくれたみたいで、眷属になるって言ってくれてるの』
蛍「すごいね」
ド〈簡単だよ！もともとドレイク自身に名前はないんだ。だから名前をつけるだけだよ！〉
『そうなの？』
ド〈うん！〉
ドレイクはキラキラした目で私をみてくる
なので私も一生懸命名前を考える
この子はドレイクで…真っ赤…そして、綺麗な太陽の紋章……
ん？太陽の紋章？
あ！
『決めた！あなたの名前は［ラソル］よ』
パ「［ラソル］？太陽か？」
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ゆっきーぷ - 星さん» ありがとうございます！とっても嬉しいです！ (2022年8月13日 21時) (
レス) id: 0d3b861c05 (このIDを非表示/違反報告)
星 - 小説とても面白いです！更新頑張って下さい！ (2022年8月13日 19時) (レス) id: 5b6bab53ae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆっきーぷ | 作成日時：2022年8月7日 22時
