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『トワリンは窮地に立たされてたからね…』
パ「とりあえず、拾ったんだからコイツの面倒を見なきゃだよな」
蛍「そうだね。どうしよっか」
『私が抱えながら璃月に向かう？』
パ「それしかないよな〜、だって「迎仙儀式」は逃せないもんな」
蛍「うん…でも少しくらいなら止まってもいいんじゃない？」
パ「『えっ！』」
蛍「だって抱えて旅してたらAとその子の命が危ないもの。生存率を上げるには野宿をした方がいいよ」
パ「確かに…進むスピードが落ちて、生存率も低いと効率が悪いよな……仕方ない、ここら辺で休むとするか」
『どこか穴蔵でも見つけてそこで寝よう』
近くの洞穴に入り、今日を過ごす
〜翌日〜
目が覚めるともう日が昇っていた
頭近くにうずくまって寝ているドラゴンを見ると安心する
昨日怪我をしているのを見つけたから、治療をせずに飛び出したら危ない
光魔法は攻撃魔法でない限り相手を刺激しない、だから大丈夫だろう
『ﾎﾞｿ 大地に満ちたる命の躍動、汝の傷を癒せ』
そう唱えると光に包まれる
その光でパイモンとお姉ちゃんも起きてしまった
パ「A…？何してるんだ？」
『おはよう、パイモン』
蛍「A、おはよう」
『おはよう、お姉ちゃん』
蛍「何してるの？」
『昨日怪我してるのを見つけたから治してあげようと思って(^ ^)』
パ「大丈夫なのか？」
『うん、今は眠ってるだけだし、疲労も取れたはずだから。もうそろそろ目が覚めると思うけど』
そう言ってると、モゾモゾと動く
『あ、起きたみたい』
ムクっと体を起こし、私たちに気がつくと驚いて警戒体制になった
パ「ほら見ろ〜」
『あらら…(ｰ_ｰ;)』
グルルルとうなるドラゴン
私は目線を合わせていう
『大丈夫だよ。あなたが怖がるものは何もない』
ド〈…そうやって…〉
うっすらと聞こえるドラゴンの声
ド〈またそうやって僕を騙そうとしてるんでしょ…もうその手には乗らないよ〉
『ううん。そんなことないよ、ここにはあなたを傷つけようとする人は誰もいない』
ド〈じゃあ、僕が叩いても、引っ掻いても何も言わない？〉
『！』
私は一瞬驚いた顔をした
それを見たドラゴンはやっぱり、というような顔で
ド〈やっぱり、嫌だろ？無理だろ？なら僕は信用できない〉
『……いいよ』
ド〈えっ？〉
ドラゴンは私の答えに驚いてポカンとしている
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ゆっきーぷ - 星さん» ありがとうございます！とっても嬉しいです！ (2022年8月13日 21時) (
レス) id: 0d3b861c05 (このIDを非表示/違反報告)
星 - 小説とても面白いです！更新頑張って下さい！ (2022年8月13日 19時) (レス) id: 5b6bab53ae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆっきーぷ | 作成日時：2022年8月7日 22時
