検索窓
今日:6 hit、昨日:1 hit、合計:20,754 hit

section 6 ページ35

ウェ「彼は年に一度だけ公の場に降臨して信託を下し、璃月の新たな1年の経営方針を民に伝えるんだ」


パ「それでも、その仕事の頻度は誰かさんより上だな」


ウェ「えへっ?」



照れながら頭を撫でる


今のどこに照れる要素があったのだろうか



ウェ「とにかく、今年の「迎仙儀式」はもうすぐ始まるみたいだ。うん、逃したらまた1年待つことになる」


パ「は!?そんな大事なことをなんで早く言わないんだよ?じゃあな、蛍、A、早く行こう———」


ウェ「待って、「風を捕まえる異邦人」」


蛍「私達のこと?」


ウェ「そうだよ。旅人…君が再び旅に出た時、旅そのものの意味を忘れないでほしい。
  テイワットの鳥、歌と城、女皇、ファデュイと魔物…みんな君たちの旅の一部だ。
  終点は全てを意味するわけではない。終点にたどり着く前、君たちの目でこの世界を観察するといい…」


蛍「ウェンティ…」

『分かった』


ウェ「うん!風神の忠告はここまで!ここから先はウェンティの時間だ。ボクに聴きたいことがあったら、今聞いて
  くれ。ボクは吟遊詩人だからね、ずっと同じ場所には留まらないよ」


蛍「トワリンについて…」


ウェ「トワリン…彼は最後まで「四風守護」としての責任を忘れなかった。
  だからボクは、彼からその責任を取っ払って、そしてボクの考える「自由」を彼に押し付けたくないんだ。
  ———トワリン自身に、自由の意味を理解して、選んでほしい。
  だってボクも神になる前は、こうしてある友人に…「自由の意味」を教わったから」


『じゃあ、アビス教団について…』


ウェ「うん?ガイアが言った情報か……なるほど、アビス教団の「王子」という人が、トワリンの腐食を計画したん
  だね?
  トワリンをアビス教団の戦いの道具にするつもりだったのかな。でも、アビス教団に「王子」がいる
  なんて聞いたことがないね…」


『教団の古参じゃないみたいだね』


ウェ「ボクもそうだと思う。でも、その最近になって出てきた「王子」は、どうやってアビス教団を率いる
  ポジションにまで上り詰めたんだろう…?」


蛍「「淑女」について…」


パ「さっきのファデュイの執行官、「神の心」を手に入れたらすぐに撤退したな」


ウェ「それは「騎士団の目撃者」を作らないためだ。だってこんなことをして証拠を残してしまったら、
  西風騎士団との外交関係を断絶したと宣言したも同然だからね」

section 7→←section 5



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (20 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
45人がお気に入り
設定タグ:原神 , 空蛍 ,
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ゆっきーぷ - 星さん» ありがとうございます!とっても嬉しいです! (2022年8月13日 21時) (レス) id: 0d3b861c05 (このIDを非表示/違反報告)
- 小説とても面白いです!更新頑張って下さい! (2022年8月13日 19時) (レス) id: 5b6bab53ae (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ゆっきーぷ | 作成日時:2022年8月7日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。