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スングァニが泣きそうになりながらも、昔の話をおしえてくれた。



あぁ、確かにそんなこともあった気がするなぁ



その時はただ、チャニに何時もの様に

なんで学校来ないんですか!!だの

お母さんかよって思うぐらい怒られちゃったから


めんどくさくて、人通りの全くない穴場に逃げてきた。



なんて、そんな恥ずかしいことはスングァニには言えないな。。




VN「あぁ、Aがあの青い悪魔??」



「あーそんな名前で呼ばんといてくれ〜」



青い悪魔


それは私が、今まで相手にしてきた人達から密かに呼ばれるようになっていて、


今では見ず知らずの人からもそう呼ばれることが増えた。




青色好きだから青いって部分まではいいんだよ。


なんだよ悪魔って。厨二病かよ。


人を悪魔呼ばわりするなんてどうかしてるぜ



その名前を言われるとすごく虫酸が走る




SG「でも本当にずっとずーっと探してたんだからね!!」



やっと会えたんだから!!!

なんて嬉しそうなのか怒っているのかわからない

表情で興奮しているスングァニ




「あー、ごめんごめんって。

でも毎日のように知らない番号から電話来たら

普通取らんでしょ」



怖いもん。詐欺だったら。




確かにそうだけど!!

と、まだプリプリしているスングァニは

本当に女の子のように見えた。




VN「でもスングァニ、やっと会えて良かったね」



あー、スマホの充電切れそうだなぁと呟き、


ヘッドフォンを付け出すマイペースなハンソラに


もー、ハンソラってば!

とブツブツ言っているスングァニを見ているとすごく和む。



こうしてすごく居心地の良い友達ができたのも、

私があの時スングァニを助けたからなんだって思うと

過去に反省しながらも少し嬉しい気持ちにもなれた。



やっぱり友達っていいね!!




でも、2人とは話せたもののやっぱり周りの痛い視線が気になってしまう。


私の方を見て、なにかコソコソ言っている。


昔を思い出すようで、

教室に長居するには居心地が悪すぎた。

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作者名:ホ ラ ン イ | 作成日時:2019年8月17日 2時

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