星空が降る夜に 《北×慎》

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hokuto side





移動開始！って言われた瞬間にクラスの女の子が来ちゃって全然身動きとれなくて


Aの方見ても、キョロキョロして他の男子探してるし


全然目合わないし。


俺はAと組みたいのに〜！


でも来てくれた女の子を断りづらいし...






そんな時、長谷川慎がAを誘ってた。


Aも嬉しそうな顔してるし。


他の女子よりもAってわけね。


これは喧嘩売られてるな〜。


だがしかし、ここで引き下がらないのが吉野北人！


こうなったら俺もそこに入るしかない。


二人きりにさせてたまるか！！





他の女子たちにごめんと一言いって、俺はAのほうへと歩き出した。




北『ちょっと待ったーー！！』




Aはすごいビックリしてたけど、長谷川慎はやっぱ来たかみたいな目つきでこっちを見てきた。




北『俺もここいれて！』


「え、北ちゃんも入ってくれるの！？」


北『当たり前じゃん、俺ずっとAの方見てたのに全然見てくれなくて寂しかった』


「ご、ごめん...」




すーぐ話真に受けでしょぼんてしちゃうA、めちゃくちゃかわいいの。








.







Aが美羽ちゃんと話してた時、長谷川慎が俺の隣に来た。




慎『来ると思ってた』


北『来るに決まってんじゃん、俺が二人っきりにさせると思う？』


慎『....さあ』


北『Aは渡さない』





こいつにAを渡したくない


かっこ悪いかもしんないけど、Aがいなくなったら俺は...





慎『....奪いにいく、から』


北『っ！！』


慎『あいつのこと、好きになった』


北『...だったら尚更渡さねえよ』





他を犠牲にしてでも、Aを失いたくない


それくらい、俺の中でAは大切なんだよ



そんな簡単に奪われてたまるかよ...





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