星空が降る夜に 《北×慎》

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you side







北『ふふっ、そっか！』


「そうだよ！ 何年一緒にいると思ってるの」


北『生まれてから？』


「いかにも」


北『俺たちそんなに長い付き合いなんだね』


「もう北ちゃんのことならなんでも知ってるよ」







私も、こんな毎日が続けばいいのになって思う。

平和に楽しく生きてれば、それでいい。






北『じゃあ質問ね！』


「よっしゃあ、なんでもこい！」


北『俺が今、一番ほしいものってなんだと思う？』


「一番....ほしいもの....？」






北ちゃんが今一番ほしいものってなんだろう

新しいバスケットボール？
前欲しいって言ってた子豚のストラップ？
それとも最近新しくしたいって言ってた靴？






「一番かあ...」


北『そう、一番』


「北ちゃん欲張りだからどれが一番か分かんないよ...」


北『....否定できないんですけど』


「えーわかんない！ギブ！ 正解は？」


北『正解は....』






えーやっぱり帽子かな？

考えすぎてわかんなくなってきちゃった...






北『また今度、ね』


「ええ！？」


北『いつか教える』


「そんなあ... 気になりすぎて寝れないよ！」


北『じゃあそのことでずっと悩んでて』


「いじわる」






自分から質問してきたくせに、なんで答えないんだろう。

最近北ちゃんがなに考えてるのかたまに分からない時がある。

私の知らない北ちゃんが増えてくな〜、

悲しいような、寂しいような...

まあ、それも大人への一歩ってことなのかな。









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