正反対の私と彼と

上の空 ページ14

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私が川村くんを、好き...........？



でもこの前から接点ができたばっかりで、まだまだ知らないことが多い相手なのに？







...........好き？








真奈美「Aっちおはよー！」


佳奈「はよー！」









そもそも、お兄ちゃんが言ったことがホントにあってるかわかんないし









真奈美「えっ、Aっち？え？起きてる？」


佳奈「でも目開いてる笑笑」









もし仮に、私が川村くんのことを好きだとしても、川村くんはモテるし









真奈美「ヤバい！！笑笑どこ見てんのかわかんない！！笑」


佳奈「生きてる〜？笑笑」









私が好きだとしても、川村くんが私を好きになるなんてあり得ない









真奈美「ダメだこりゃ笑笑」


佳奈「めっちゃ上の空なんだけど笑笑」









『あっ二人とも、おはよ』





いつの間にか来ていた真奈美ちゃんと佳奈ちゃん




真奈美「いや、結構前からいたけどね？笑笑」


『え、ウソ笑』


佳奈「いや〜いくら話しかけてもAっち、ボーっとしてた笑笑」


『ごめん、ちょっと考え込んでて』






お兄ちゃんの言う通り、恋って病気かもしれない




周りの声も聞こえないくらい考え込んじゃうし、その事が頭から離れないし





佳奈「で、そんなに考え込むなんて、何かあったの？」



『ん〜、まぁ、いろいろ』



真奈美「言ってみんさい！！笑笑」




これって言った方がいいのかな？というより、言ってもいいのかな？



ホントに好きかも分からないし、でも、言わないままだと嫌われるかもしれないし、モヤモヤするし...........








『あのね、その、好きな人ができたかもしれない、です......』



真奈美「.......................は？」

佳奈「........................え？」




『え？』





どっちかと言うと、こっちの方が「え？」なんですけど




真奈美「ちょっ、ちょっと待って、ちょっと待って、うん、落ち着こ？うん、落ち着こAっち」




私は落ち着いてるし、むしろ落ち着こ、真奈美ちゃん





佳奈「ん？ちょっと私耳鼻科行った方がいいかな？Aが好きな人ができたって聞こえた気がするんだよね」



『多分だよっ？まだハッキリとはわかんないけど』



真奈美「待って、え、誰？」


佳奈「あ、私わかったかも」


真奈美「誰？」



もし私が川村くんって言ったら叫ぶかな？




でも、言わなきゃモヤモヤするし........









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