らんぺの家政婦は罪なヤツ 〜2nd

さんじゅうきゅう。 ページ14

○吾side





キッチンに立って





いつものように料理している彼女





最近構ってくれないから俺から行っちゃお






「Aー！」





そう言って後ろからハグをする





やりにくいよ笑と笑って許してくれる彼女





そんなとこも大好きなんだ





後ろから抱きしめて肩に顔を乗せる





その時に見えた赤い跡




キスマーク、





俺じゃない誰かにつけられた跡。





それが嫌で





ペロッとその跡を舐めて





「俺じゃ、ダメなの、」





「誰にも渡したくないよ、」





そう話すとビクッと反応する彼女





『○吾くん、』





「Aが他のやつに触れられるのも、他のやつと話すのもヤダ」





「ねぇ、Aは誰が好きなの？」





そういうと悲しそうな苦しそうな顔をする。






そんな顔をさせたい訳じゃない。






『私、誰が好きなのか、わかんないよ、、』






震えた声で話す彼女は





とても、苦しそうだった。

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