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episode22 ページ25

Aside

今は涼太とお部屋で2人きり。

お風呂から上がった涼太は少し髪が濡れてて…

不覚にもかっこいいっておもってしまった。

涼「A」

『は!はい?!』

うおおぉ、びっくりしたぁ。

涼「なんでそんなびっくりしてるの?wねぇ、
俺らが出会った日、覚えてる?」

『私達が、出会った、日?えっと、私がプロデューサーの試験に合格して、初めて楽屋に入ったとき?』

涼「だと思ってたでしょ?もっと前に、一度だけあったの、覚えてない?」

『もっと、前?……あ……』

もしかして、

もしかしてだけど。

『私が、小さいとき、迷子になってたのを一緒にお母さんを探してくれた…男の子って…』

涼「俺だよ?俺、ちゃんとAの名前聞いてたから。ずっと覚えてた。いつ会えるかなって。そしたらまさかプロデューサーなんてね笑笑」

どうしよ。涙が止まらないよ。涼太っ。

涼「うわっ、な、なかないで!ちょっと、ベランダおいで?」

『うんっ……』

大人しくついていくと綺麗な夕焼けが広がっていた。

『わぁ…綺麗。』

でも、綺麗って事より、もっと大事な事を思い出した気がするの。

『この天気、私達が出会ったときと同じ色をしてる。』

涼「でしょ?世界って案外狭いものなのかも。でも、この空の下で、俺らは巡り会えたんだ。ねぇA。



俺と付き合ってくれる?」



『うぁっっ……そ、んなのっっ、決まってるっ!』

うまく言い表せないけど、私なりの言葉で、届きますように。

『私もっ、ずっと涼太のことがっ、好きだったっ!』

やっと伝えられた。

縛られていたものが一気に解かれた感覚。

泣き疲れたのか、いつの間にか私は眠っていた。

眠る直前、涼太がそっと抱き寄せてくれたのは鮮明に覚えている。

涼太。ずっとずっと、大好きです。

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無梨プラス(プロフ) - トトロさん→ご観覧&コメントありがとうございます。呼び捨てですか!ありがとうございます、そういうコメント本当に助かります!また何かあったらよろしくおねがいします! (2017年7月17日 9時) (レス) id: b806dc94cd (このIDを非表示/違反報告)
トトロ(プロフ) - メンバー隼のこと「隼くん」じゃなくて呼び捨てで呼んでますよ!この作品おもしろいです! (2017年7月16日 23時) (レス) id: 2ee7f7d23a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:無梨プラス | 作成日時:2017年7月16日 2時

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