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玲於side
隼の電話を終えた後、急いで身支度を済ませ玄関を出ようとしたその時
母「玲於っ、行くの…？」
心配そうに俺の顔色を伺って問い掛けてきた母さんに行く手を阻まれた
いつもの俺ならきっと無視して出て行ってた
けど、それじゃあダメだ
そうやってアイツが言ってくれてた
「母さん、行ってきます」
母「っ…！！」
母さんとこんなにちゃんとした挨拶交わしたの
いつ振りだろう
「挨拶しなきゃろくな大人にならない」っていう
アイツのしつこい教えが俺のクソみたいだった
人間性をガラッと変えてくれた
挨拶だけじゃない
「周りのことにちゃんと感謝しろ」とか
「楽しいときくらい笑顔でいろ」とか
アイツがいなきゃ俺なんもできねぇ
アイツが隣にいなきゃ…
無我夢中で走った
倒れるんじゃないかってくらい
全力で走る俺を見る周りの人の目が冷たかったけど
そんなの今の俺には関係ない
ひたすら走って着いた担任の家
前に一度行ったことがあったから覚えてて良かった
ピンポーン…
インターホンを押せばバタバタと足を鳴らして
ガチャっとドアを開けた隼
隼「玲於！良かった…早くAのとこ行って！」
そう言いながらもパンパンに目を腫らした姿に
改めて感謝の思いが溢れる
「…ありがとう、隼」
恥はあったものの勇気を振り絞って言えば
隼は驚きの表情を浮かべた
隼「…明日雪でも降んのか？」
「オイ、」
隼「ははっ、怒んなよ、照れ隠しだって笑
それよりA待ってるぞ、行ってやれ」
「ん、」
家に入りAを探すため廊下を歩いていると
見覚えのある後ろ姿が
「A…っ！」
A「へっ…わぁっ！？」
振り向くと同時に間抜けな声を上げたAを強く
抱き締める
A「え、ちょ、玲於っ！？」
「Aっ、Aっ…」
目の前にいるAに愛しさが湧き上がる
A「ど、どうしたの？」
「俺、お前がいなきゃ無理…」
A「…それって、///」
密着させていた体を離して目を合わせる
「俺、Aのことが好き…///」
言うとAは泣き出してしまう
「え、ちょ、泣くなよ」
A「ぐすっ、だってぇ…」
どうすればいいのか分からず
もう一度Aを抱き締める
「俺、Aのこと守れるくらい立派な男になる」
A「ふふっ、」
「あ、おまっ、笑ったろ！本気だかんな！///」
A「ん、楽しみにしてる笑」
「ふんっ…///」
玲於くんがAちゃんの背を越すのは
まだもう少し先のお話 ___
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jun-jun - らんさん» 返信大幅に遅れてしまい、大変申し訳ありませんでした。リクエスト承諾させていただきます！今度とも暖かい目で見守っていただければ幸いです。 (2018年7月15日 22時) (
レス) id: 5e2f2ff06f (このIDを非表示/違反報告)
らん - ハードなピンク系ももっとふやしてほしいです！ (2018年4月21日 1時) (レス) id: 08fa841e4e (このIDを非表示/違反報告)
らん - 毎回感動したりニヤニヤさせていただいたりストーリ大好きです！！裕太くんとか龍友くんの今回のような意地悪してからや全力の塩対応からの包容力系みたいです！喧嘩とかもみたいです！ (2018年4月21日 1時) (レス) id: 08fa841e4e (このIDを非表示/違反報告)
jun-jun(プロフ) - さあやさん» 了解です！リクエストありがとうございます！ (2018年3月30日 19時) (レス) id: 5e2f2ff06f (このIDを非表示/違反報告)
jun-jun(プロフ) - きらさん» 了解しました！リクエストありがとうございます！ (2018年3月30日 19時) (レス) id: 5e2f2ff06f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：jun-jun | 作成日時：2018年1月15日 21時
