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「じゃあ、今日はとりあえずこの青いやつ、包んでほしいんですけど。」
「わかりました。香りついてませんが、いいですか？」
「うん。」
「彼女さん宛ですか？喜んでもらえると嬉しいです。」
「いや、ちが、マ、じゃない母親に。」
「そうなんですね。ぜひ、お母さまにも『灯してください』とお伝えください。」
「ん、わかった。」
なにめっちゃかわいいじゃん。
「……あの、俺、田中、田中、樹っていいます。樹木の樹、って書いて、一文字でじゅり。」
「たなか、じゅりさん。」
「うん。店長さんは？」
「あ、私ですか？森山Aです。」
そう言って、どういう字を書くのか教えてくれた。
………てゆーのがアピールの始まりだったんだけれども、今になって思い出してみると、
ちょっとキモい。自分が。
で、誰かに何かをあげるときには、キャンドルをあげるようになった。
何度目かの買い物で、思い切って食事に誘って。
何もわかってない様子で誘いに乗ってくれて、舞い上がって食事の後で勢いで告って驚かせた。
つき合い始めたあとで、初めて俺がジャニーズだって知って、めっちゃ戸惑わせたけど、
なんとかその手は離さずに済んだ。
自分でも予想してなかったくらいにAにハマって、それは４年目に突入した今でも冷めずに続いている。
あのとき少しキモくても、突っ走ってよかった。
……と、隣ですーすー眠るAを見ながら顔がにやけていることに気づく、年の瀬。
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月華(プロフ) - ゆうきさん» コメントありがとうございます！嬉しいです。ふとしたときに、お互いをわかってて、お互いを大好きで、というのを書きたいと思っています。大好きって言っていただけて嬉しいです。また遊びに来てくださいね。 (2023年1月3日 11時) (
レス) @page14 id: 1c32e2fa67 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうき(プロフ) - 更新ありがとうございます！！主人公ちゃんが自分の家に帰ってることもお見通しで樹くんも主人公ちゃんの家に帰ってくるのまじ最高です。月華さんのお話全部大好きです！ (2023年1月3日 2時) (レス) @page14 id: 9ee5ac8e16 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月華
| 作成日時：2022年11月29日 23時
