この世で最も美しいもの【東リベ】【Fate】 (ページ4)

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壱章　ページ4

Aside

佐野家に居候し、早いことで一年になる。

マイキーもエマも、私とメリュジーヌを受け入れてくれ、優しい兄と姉のような存在。

飴百家にバレないように、私は魔術で気配を擬態してる。

メリュ「.... ねぇ、そろそろ向かわないと、マイキー痺れ切らしちゃうよ？」

『そうだね。武蔵神社だよね？』

メリュ「うん。飛んでく？」

『いや、歩いて行こうか。』

家で話せば良いことを、何故か武蔵神社で話したいと言われた。とりあえず、メリュジーヌと武蔵神社に向かう。

『マイキー、来たよ。』

武蔵神社に到着。

マイ「お、きたか。そろそろ、Aに会わせたい奴がくるからさ、仲良くしろよ？」

『え、誰？』

コツコツと石段を登る音が聞こえる。音が近づくと、顔が見えた。金髪に黒いマスク。マイキーの知り合いだから多分卍會の人だろうけど、活動時間外故なのか、私服姿だった。

顔は目元しか見えないが、その目と髪だけで思った。

これは美しいものだ

「総長、話ってなんですか？」

マイ「おー三途。集会無い日なのにわざわざわりーな呼び出して。」

どうやら、あの美しい人の名は三途と言うらしい。

三途「いえ、構いません。....そこの方々は....？」

マイ「あー、俺の妹分とその使い魔？」

メリュジーヌのことがサーヴァントってことは知ってるとはいえ、使い魔と言うのは予想外。

なぜマイキーが知ってるか？召喚した時を見られたから嘘つけるはず無いでしょ。

マイ「まー、今日呼び出した理由はな、三途、此奴が中学生になるまで、付き人になってほしい。」

『待ってマイキー、聞いてない。』

メリュ「おいマイキー、私がいるのにそんなの聞いてないぞ。」

確かに私はそんなこと聞いてないが、急にそんなこと言われた三途さんより、メリュジーヌの方がキレてる。

三途「わかりました。」

『マイキー、どう言うことなのさ.... 』

マイ「....来年、Aを東卍に入れ、副総長にする。それまでに、色々学んで欲しい。それに三途を指名しただけだ。」

三途「信頼してくれてるようで何よりです。」

マイ「あ、メリュジーヌ、お前、三途と一緒にいる時のAに接触禁止な？」

メリュ「は.....?」

これが、三途春千夜との出会いだった。