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十八話 ページ19

別室で布団を敷いてもらい、禰豆子はそこで静かに眠っている。


『んで…?
炭治郎(アンタ)は此処に何しに来たんだい??』


そうだ、と何も言わずに取り敢えず上げてもらっていたことに気がついた炭治郎は慌てて今までの出来事を説明した。



その話を真剣に聞いているんだかいないんだか、洗足はぼーっと天井の灯りを見ていた。




『…へぇ……そうかい。

炭治郎(アンタ)鼻がいいのかい…


通りで此処に辿り着いちまったわけさね』



あの長い話を聞いてそこかよ、と思ったのは炭治郎の心の中にこっそりとしまっておくことにした。



炭治「…?それってどういう……??」



『偶にね、居るんだよ。


大して困ってもいないのに此処に来ちまう人間がね。


皆口を揃えてこういうんだよ
「不思議な香り(におい)に誘われて来た」
ってね』


淡々と話してはいるが、彼の声にはどうやら人を惹き付ける力があるようだ。

その話にどんどんのめり込んでいってしまっている自分が居た。



『この屋敷にはね、特別な結界を張っているんだよ。

此処を見つけられるのは、本当に困った人だけさね。



鬼でも此処は見つけ出せないよ』




炭治「そうなんですか??」


『あぁ。

(アタシ)はね、どうやら鬼を寄せ付ける匂いがするようでね……普通にしてたら今頃鬼に喰い散らかされてるよ。



あと、何ともない人が此処に来ちまったら切りがないからね。』



要するに面倒臭いらしい。

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海馬 香鷹(プロフ) - 刹那さん» ありがとうございます!亀更新ですが、私なりに頑張りますのでよろしくお願いします……っ! (2019年9月23日 22時) (レス) id: 9428df9cf7 (このIDを非表示/違反報告)
刹那(プロフ) - 面白かったです!!続き待ってます! (2019年9月21日 19時) (レス) id: 48a49b3a4b (このIDを非表示/違反報告)
海馬 香鷹(プロフ) - 天神人狼さん» ありがとうございます!これからもどうぞよろしくお願いします……! (2019年9月17日 23時) (レス) id: 9428df9cf7 (このIDを非表示/違反報告)
海馬 香鷹(プロフ) - ゆんさん» ありがとうございますっ! (2019年9月17日 23時) (レス) id: 9428df9cf7 (このIDを非表示/違反報告)
天神人狼 - あー………好きです(突然の告白)待ってます! (2019年9月17日 21時) (レス) id: fb4ece15fc (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:海馬 香鷹 | 作成日時:2019年9月16日 17時

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