黒猫の歯 ページ10
ぱらぱらと雪が降る。
背中に悪寒が走り黒猫は空を見る。
あまりにも暗い空に星は息を殺していた。
甘い香りが鼻を擽る。
何しろ独壱も大変だったのだから。
(まさか、殺されかけるとは。)
露亜を抜けたら独壱の人々は暖かく迎え入れてくれた。
「ようこそ！大変だったね、さぁこっちにおいで、暖かい部屋と食事が！」
みたいな感じで歓迎を受けた。
「独壱って、どこもこんな優しいんですか？」
「そうだよ、我々は鎖国中の伊陸から逃げてきた者を手厚くもてなしているのだよ。」
「おせっかいに思う人は？」
「死んでいただいているよ。」
独壱はピュアなサイコパスだと友人からの手紙で聞いていた。
まさかここまでとは、
「…そんな、」
「君も否定するのかい？」
銃を突き付けられビビって逃げてきた。
会う人皆殺そうとするのだ。
…恐ろしい国だ。
「はぁ…はぁ…」
仏蘭のとある街は夜中だというのに甘い香りが充満していた。
カフェ『Schafott』。
灯りが淡く光っている。
「…」
「いらっしゃいませ、すみませんが営業は…」
「ヒトエ…」
珈琲カップを洗っていたヒトエがレンに駆け寄る。
「レン、君…まさか伊陸から？」
「独壱…頭おかしいよホント…」
レンの背中にあたるヒトエの手は冷たかった。
死人の手だ。
「…でも、ようやく来れた。」
レンは嬉しそうにヒトエを殴った。
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龍巳@キチガイ - 【 】nanashiさん» こわっ、てめぇ夜道には気を付けろよこの神文才野郎 (2017年2月9日 20時) (
レス) id: 3d3a9ea8a1 (このIDを非表示/違反報告)
【 】nanashi(プロフ) - 寄越せ。文才寄越せください。 (2017年2月7日 22時) (レス) id: 1572cb3dd0 (このIDを非表示/違反報告)
龍巳@キチガイ - 夜のお外だいしゅきさん» 減るわやめろ (2017年2月7日 18時) (レス) id: 3d3a9ea8a1 (このIDを非表示/違反報告)
夜のお外だいしゅき - なぜだ。なぜくれない。いいだろう別に。お前の文才はちょっとやそっとじゃあ減らないだろう (2017年2月5日 21時) (レス) id: 2500df9be3 (このIDを非表示/違反報告)
龍巳@キチガイ - 夜の空気を吸い隊さん» 名前に笑った、そして嫌だ (2017年2月5日 20時) (レス) id: 3d3a9ea8a1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：龍巳@キチガイ | 作者ホームページ：ホームページの追加は禁じます。
作成日時：2017年1月31日 16時
