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漆拾壱話「遭遇3」 ページ27

夢主side

殺気を込めて彼女の瞳を見つめると、ビクッと伸ばされた腕が固まる。

萌「ッ、何よその目はぁ……!
私が悪いって言うのぉ?!
この醜女ッ!!」

バッと腕が振り上げられる。
ここで避けても後でまたネチネチ文句を言われるだけなので、一応未だ肩で彼女の事を鋭い眼光で睨んでいる夜見に被害が向かない様に掌でそっと防いだ。

だけどやはり怖くはあるので、ギュッと目を瞑った。

『……?』

だけど、待てど暮らせど叩かれる気配は無い。
それどころか、金切り声が聞こえてくる。
不思議に思い目を開けると──思わず目を見開いた。

萌「ちょちょ、炭君達ィ?!」

炭「…雫さんに、何をしようとしてたんですか?」

『貴方達……』

炭治郎君が、私に振り上げられた萌香ちゃんの手首をしっかりと掴んでいたのだ。
因みに、あの後も彼等と交流を続け善逸君と伊之助君も名前で呼ばせて貰う事にした。

どうやら走り込みの途中だった様で、蝶屋敷の病院着を着ている。

萌「えぇっとねぇ…ちょっと複雑な事情があってぇ……手を離してくれると嬉しいかな?ね?」

炭「…分かりました」

炭治郎君も咄嗟にやった様で、少し額に疲労のせいではない汗が浮かんでいた。
何処か焦った様に歪に見える萌香ちゃんを見て、炭治郎君も大人しく手を離した。
相当力を入れて掴んでいたらしく、萌香ちゃんが若干痛そうな感じで掴まれた方の手首を摩っていた。

大人しく手は離したものの、炭治郎君が彼女へ向ける視線は疑念の篭った視線だ。

萌「違うのよ、炭治郎君達?あれはね、雫ちゃんが自分で自分の足を刺して……」

炭「じゃあ、そこに転がっている刀は何ですか?
前見せて貰いましたけど、雫さんの刀は真っ白な刀身に藍色の一本線が入っています。
そこに転がっている刀は、濃い桃色の刀ですけど」

炭治郎君……。

萌「え、えっとぉ……!刺した後、すぐに鞘にしまったのよ!」

善「でも刀は地面に転がってますよ?そもそも雫さんの刀は鞘に収められてるし、桃色の刀には血がべっとりと付いてます。
ぎゃあ物騒!!」

善逸君…それが無ければカッコ良かったよ……。←

萌「そ、それは…そうだわ!雫ちゃんが萌の刀を抜いたのよ!全ては萌を貶める為にね!
キャー怖い!」

伊「…いや、俺達一言も刀がお前のだって言って無いのに何で自分の刀って言うんだ?」

◇◇◇
かまぼこ隊の口調が掴めない( ᐛ )<ンンンンンンンンンンンンンンwww

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きーねちゃん(プロフ) - みかんといちごさん» テンキュー!はいごみ収集車にぶちこむぜ☆オルァ! (2020年8月8日 0時) (レス) id: a598922371 (このIDを非表示/違反報告)
みかんといちご - きーねちゃんさん» はーい!ニクマン\(^-^ )ブンッ (2020年8月8日 0時) (レス) id: 085b083a26 (このIDを非表示/違反報告)
ハルサ(プロフ) - kiki11241さん» なる……予定です!(おい)すいません頑張ります! (2020年8月5日 20時) (レス) id: d6c0176894 (このIDを非表示/違反報告)
kiki11241(プロフ) - あれ本当に杏寿郎オチかな? (2020年8月5日 19時) (レス) id: 3664f0360e (このIDを非表示/違反報告)
きーねちゃん(プロフ) - みかんといちごさん» へいパース!僕今ならゴムの手袋を五万枚重ねてるんで大丈夫でーす! (2020年8月4日 22時) (レス) id: a598922371 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ハルサ | 作成日時:2020年7月9日 18時

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