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第拾弐話「雅先生」 ページ14

男主side

雅「ここが保健室、んでここが職員室だな。」

『成程…。』

現在、雅先生に案内されて校内を見てまわっているところだ。まだ授業が始まる時間には余裕があるので、ゆっくり見てまわると良いと雅先生に言われた。

雅「マジで…可愛い…。(ボソッ」

『どうしました?雅先生』

後ろにいた雅先生がなんか言っていたけど、上手く聞き取れ無かったから聞き返してみると突然勢いよく壁に押し付けられた。

ドンッ

『うっ?!』

壁に押し付けられた衝撃で反射的に目を瞑ってしまい、すぐに目を開けると目の前の雅先生は妖しげに笑っていた。

ふと気が付くと、雅先生の目は瞳孔が糸の様に細くなり舌は蛇の様に割れていてチロチロと上下に動いていた。

やっぱり雅先生…人間じゃない…、!

雅「お前の全て、俺にくれよ」

『え…?』

抵抗しようにも、いつのまにか四肢が壁から生えた(?)鎖で繋ぎ止められていた。というか、見事にフラグ回収したな…サドめ…。

『は、離してくだsんむっ!?』

離してくださいと言う前に、口の中に生暖かい感覚が広がった。

キス…されてる…。

突然の事に思考が追い付かない。ぬるりと押し付けられた唇。何度も何度も角度を変え、霊気と思考、酸素さえも奪っていく。

『ん…っ!』

抵抗らしい抵抗は、せいぜい頭を左右に動かすだけだった。だけど、その抵抗も虚しく頭をグッと抑え込まれ完全に固定されてしまった。

口を離し、銀の糸を細い舌で器用に舐めとると雅先生は眼鏡を取り、蛇の様に目を細め妖艶な笑みを浮かべた。

『ハッ……ハッ……。』

雅「結構可愛い声…出すんだな、お前」

まだ息が荒く、呼吸も満足に出来ない状態でまた唇をぬるりと押し付けられた。

『ん…っ…!』

さっきのキスに味をしめたのか、今度は口をシドさんにやられたみたいにぬるぬると舐め回された。

『ん…っ…!も…や、め…っ』

浅く深く、口の中を這う細い舌。頭の中がジンと痺れる。逃げたい、逃げ出したい筈なのに口の中を不規則に這い回る雅先生の細い舌と自分の舌を上下に重ねてしまう。

雅先生のキスを受け、とうとう涙が目尻から一筋零れた頃に漸く口を離してくれた。一回目の時の様に銀の糸を細い舌で器用に舐めとる雅先生。

これで終わりかと気を抜いた頃に、今度は耳をカプリと噛まれた。

雅「これはどうだ?」

『ヒヤッ?!』

第拾参話「体育会系女教師」→←第拾壱話「転校」



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ジジ - 絵書いてみてもよろしいでしょうか? (2020年7月25日 17時) (レス) id: 06e1334f71 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - ありがとうございます!そう言ってもらえて嬉しいです(*´ω`*) (2019年1月5日 10時) (レス) id: 03f53390f0 (このIDを非表示/違反報告)
ヘタレシャイニング - この作品…最っ高…!! (2019年1月5日 4時) (レス) id: 529cfe3136 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - ありがとうございます!修正しておきます! (2019年1月4日 13時) (レス) id: 03f53390f0 (このIDを非表示/違反報告)
Vermut(プロフ) - 初コメ失礼します!すっごく面白かったです!続き、楽しみにしております! 拾壱話のところ、名前変換されてませんよー! (2019年1月4日 13時) (レス) id: 6de8030682 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2018年12月26日 19時

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