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「 やめろよお前、俺が気遣って言わなかったのにさー笑 」
最初に話しかけてきた人はそう言って女の子とケラケラ笑う。
「 だってスニョンがアメリカなんてさ 笑 」
「 いやマジウケるよな 笑 」
ああ、なんかこの人たち嫌な人だ。
表情や口調から感じ取った空気感に私は手をぎゅっとにぎりしめる。
「 行ってたから、笑 何言ってんだよ 笑 」
ちょっと引きつった笑顔でスニョンくんはそう言うけど、お友達らしき団体はまだ揶揄うようなことを言い続ける。
「 本気で言ってんの？お前大学んとき英語の成績めっちゃ悪くなかった？ 」
「 アンタよりは多少できるでしょ 笑 」
「 いや俺AだったけどコイツCだったって！ 」
「 それはアンタが自分とスニョンのノート取り替えたからじゃん 笑 」
「 そうだったっけ？あれ？笑 」
どんどん曇っていくスニョンくんの表情とは対照的に、お友達の声はどんどん楽しそうになっていく。
どうにかしてこの流れを終わらせたいけれど、私にはこの場の空気を変えられるようなコミュ力も、 " 何なんですか？ " と言えるような度胸もない。
「 まあ、お前が今何してようが俺らには全く関係ねーけどな！笑 」
「 ……わかってんなら黙れば？ 」
ぼそっと横からそんな低い声が聞こえてきてパッと視線を向けると、ウォヌくんがだらんとした姿勢で腕を組み、つまんなそうな表情をしていた。
向こうのテーブルに向けられた視線は見たことがないくらい冷たくて恐ろしい。
「 …スニョンの知り合い？やば、こえー、笑 」
「 ……スニョンには悪いけど、こういうのと一緒だとメシ不味くなる。出よう。 」
ウォヌくんは私たちだけに聞こえるようにそう言って、店員さんを呼んでさっさと会計を済ませる。
私もウォヌくんの意見には概ね賛成だから、スニョンくんの腕を引いて立つように促す。
「 ……ああ、うん、行く 」
『 スニョンくん、この辺の美味しい韓国料理屋さん調べてほしい… 』
上手なフォローが思い浮かばなくて、そんなトンチンカンなことを言ってしまう私。
「 ……ははっ、ありがとな、任せろ 」
こんなに自信なさげで弱々しいスニョンくんの表情を見たのは初めてだから、なんだか少し胸が苦しい。
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まこ(プロフ) - つかっさーさん» ありがとうございます！！今後も楽しみにしてもらえるよう頑張ります(^-^) (2021年11月27日 20時) (
レス) id: 7510ce0228 (このIDを非表示/違反報告)
つかっさー(プロフ) - この作品本当に大好きです！細やかながら応援してます^ ^ (2021年11月27日 10時) (レス) id: 17593dbb6b (このIDを非表示/違反報告)
まこ(プロフ) - 優さん» すごく嬉しいです！ありがとうございますーー！( ; ; ) (2021年11月26日 22時) (レス) id: 7510ce0228 (このIDを非表示/違反報告)
優(プロフ) - 帰ってきたスニョンに教えるってていで人物紹介するの展開うますぎてすごいです めちゃくちゃ好きですこのお話 (2021年11月15日 14時) (レス) @page25 id: 19dcd445f0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まこ
| 作成日時：2021年10月8日 18時
