検索窓
今日:9 hit、昨日:6 hit、合計:242,967 hit

.2 ページ28

「あれ?何で図書館開いてんだよ…」
図書師団の一人が異変に気づいた。丁度鍵を持っていたので中を確認せず閉めてしまった。
「次に開けるのは…昼だな。全く誰が開けたんだか…」



____


「…教室にも居ない?」
「はい、始業時間になっても来てなくて…休み時間に色々と探したんですが…」
「入間くん、他にもなにか言ってなかった?」
「…あ!「調べものがあるし」って…図書館だ!」
「入間様、図書館は今開いておりません、図書師団の一人が鍵を持っているはずですが、それを特定するのにもかなりの時間がかかりますよ」

今の時間は昼。キリヲ先輩がわざわざ問題児クラスにまで来てくれたけど僕らが来た時も居なかった。
図書館への調べものと思いつき、先輩とアズくん、クララと一緒に図書館へ走った。
「ただいま図書館は開いておりません」という立て札が置いてあった。
「えっ、」
「私が鍵を持っている方を探してきます!!」

アズくんが走っていって数分、2年生の男子生徒がここに来た。
「君達は…図書館が開いてないのになんでここにいるんだ?」
「もしかしたら誰か閉じ込められているのかもしれないと思って…」
「確か朝開いていたな…彼奴が鍵を持っていたから」
「入間様!連れてきました!!」
「うわぁぁぁ!何なんだっ」

___

「閉じ込められているぅ?んなの俺が確認した時誰も…」
「もし、誰かいたら貴方は確認していない事になりますよ」
「うぐっ」

解錠された図書館の中に素早く入っていき、隅々探すと荒々しい息が聞こえた。
「…Aちゃんっ!!!」
先輩の声で「家系」と書いてある棚の方へ向かったらAさんを抱き抱えている先輩が見えた。彼女はこんな状態で昼まで…?顔が真っ青だ…人間ならば死の危険に晒されているが、悪魔は少し耐性があるようで病院へ行けばすぐ治る薬を処方してくれるとアズくんが言った。


「…確認していなかったんですね、貴方」
「ひぃっ」
アズくんの鋭い視線で男子生徒は逃げて、先輩は立ち上がり、俯いたまま図書館を出ていった。

「僕らも行こう!」
「はい」「うん!」

.3→←体調不良



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (168 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
330人がお気に入り
設定タグ:魔入りました入間くん , アミィ・キリヲ , 恋愛   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

アイリ - 続き楽しみにしてます! (2020年2月25日 18時) (レス) id: 9394df581f (このIDを非表示/違反報告)
アイリ - あ、ありがとうございます!面白かったです! (2020年2月25日 18時) (レス) id: 9394df581f (このIDを非表示/違反報告)
沫梨(プロフ) - アイリさん» コメありがとうございます!結婚式ですね!了解です! (2020年2月24日 20時) (レス) id: 175b7a0ad4 (このIDを非表示/違反報告)
アイリ - 夏祭り面白かったです!リクエストよろしいでしょうか?結婚式よろしくお願いします!これからも頑張ってください! (2020年2月24日 18時) (レス) id: 9394df581f (このIDを非表示/違反報告)
沫梨(プロフ) - スイカバーガチ勢野坂さん» 遅れてしまい申し訳ありません!夏祭り了解しました!!コメありがとうございます! (2020年2月20日 21時) (レス) id: 175b7a0ad4 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:沫梨 | 作成日時:2020年1月5日 10時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。