夜空を ページ18
｢うわわっ｣
先輩は重量操作をして私を空高く上げた。
当然魔力を使うので先輩が吐血する。
｢どうや？( ﾟཫ ﾟ)ｺﾞﾌｯ｣
途端に魔術が解け、私は落下していく。
｢うわあああ！！どないしよ！｣
｢死んじゃいますって！！｣
そうこうしている内にも体は落下を続けてしまう。
｢せ、先輩！｢断絶｣です！それで私を！！｣
｢うん！｣
先輩は手を広げ｢断絶｣を使う。
私は無事｢断絶｣の上に落ちることが出来たのだが…
｢ｺﾞﾌｯｺﾞﾌｯ｣
｢断絶｣もすぐに割れ、私は地面に尻もちをついてしまった。
｢いったた…｣
｢ごめっ、ｺﾞﾎｯ…僕のせいやな…｣
｢無理を言ったのは私なので先輩が謝る必要はありませんよ｣
｢その、重量操作って魔術の本で見たんですよね？｣
｢あぁ、図書師団から本借りて、魔具を作る合間にちょっとな｣
｢私にも見せて欲しいんですけど…今ありますか｣
｢部屋にあるから持ってくるわ｣
それから数分後本を貸してくれた先輩にお礼を言い、重量操作があるページを探した。
｢あった…｣
すぐに習得しようと思ったが、口頭魔術ではなく無
口頭魔術であり、習得にも時間がかかるらしい。
｢うぅ…｣
｢うーん…他にもあったかなぁ…｣
先輩はしばらく考えていたがガッカリした顔をした。
｢僕の知る限り、移動手段は羽か、馬車か、この重量操作…くらいや｣
｢やっぱり…｣
｢もう一回羽を出すための練習してみ？もしかしたらできるかもしれへんよ｣
｢…やってみます｣
ほぼ諦めモードで肩甲骨に力を入れた。
ポンっと言う音がし、私は後ろを向いた。
｢…羽…！？｣
｢出たやんか！！よかった！｣
先輩はものすごく喜んでくれたが、羽はまだ小さい。飛べるのこれ？
試しに羽を動かしてみる。
｢浮かべますね、数ミリ｣
｢流石に飛べはしないか…でも練習あるのみやで！頑張ろ！｣
｢はい、頑張ります！｣
それから数日間、先輩との羽だし練習が始まった。一日目はこんな感じだったけど、二日目、三日目と過ぎていくうちに先輩が…
｢羽を10秒以上出しながら浮かべるようにならんとお仕置が待っとるからな〜｣
｢え｣
スパルタになってる気がします。
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アイリ - 続き楽しみにしてます！ (2020年2月25日 18時) (
レス) id: 9394df581f (このIDを非表示/違反報告)
アイリ - あ、ありがとうございます！面白かったです！ (2020年2月25日 18時) (レス) id: 9394df581f (このIDを非表示/違反報告)
沫梨(プロフ) - アイリさん» コメありがとうございます！結婚式ですね！了解です！ (2020年2月24日 20時) (レス) id: 175b7a0ad4 (このIDを非表示/違反報告)
アイリ - 夏祭り面白かったです！リクエストよろしいでしょうか？結婚式よろしくお願いします！これからも頑張ってください！ (2020年2月24日 18時) (レス) id: 9394df581f (このIDを非表示/違反報告)
沫梨(プロフ) - スイカバーガチ勢野坂さん» 遅れてしまい申し訳ありません！夏祭り了解しました！！コメありがとうございます！ (2020年2月20日 21時) (レス) id: 175b7a0ad4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：沫梨 | 作成日時：2020年1月5日 10時
