写真家の想い人【第五人格】 (ページ5)

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第五話:残り一人ページ5

｢…あ｣

ウィラに着いていってる最中。表示が見えた。

…イライが捕まった…？

｢ね、ねぇウィラ！イライ捕まっ…あれ？｣

目の前を見るとウィラは居なかった。

"解読中止！助けに行く！"

そう、チャットが現れた。

｢…う、うそ…｣

ま、まぁ幸いにも暗号機は目の前。さっと解読しちゃおう。

｢あー！A！｣

｢エマ！！｣

良かった、エマがまだ居た…

イライが捕まった所は此処から少し離れていて、ウィラは走っている最中だった。

｢…エマ、ウィラとイライ…大丈夫かな｣

｢あの二人は頭が良く回るから大丈夫だと思うの～！｣

｢そうだよね、私達は解読終わったらゲートで待ってよう｣

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｢…くっそ…外れねぇ…｣

｢簡単に外されたら意味が無いだろう、すぐに逃げられてこちらに利益が無くなる。

……話を変えるが、君はAの事をどう思っているんだい？｣

｢…そりゃあ、勿論、偶にドジだけどいいとこはあるし、稀に頼りになる。……だから何だよ｣

｢君がどれだけ彼女の事を知り得ているか、確認したかったんだ。｣

｢…ンだよそれ、訳わかんねえ｣

｢イライ！！｣

｢ウィラ…｣

背後から現れたウィラが俺を助けようとするが、

｢おい、後ろ！！｣

｢…やはり、甘い｣

ドガッ…

｢…っ…ジョゼフ…｣

｢すまない、手荒な真似をしてしまった。許してくれ｣

｢…狙ったんだろ、お前。｣

｢そうかもしれない。だが、後は庭師のあの子だけだ。ロケットチェア破壊は厄介だからね。先に座らせておきたいんだ。｣

ジョゼフはダウンしているウィラは吊って、近くのロケットチェアに縛った。

｢…あの二人の事だ。近くにいるのだろう｣

ジョゼフは集中し、A達がいる暗号機へ瞬間移動した。

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｢そろそろ、終わる！｣

｢ウィラも座らされたなの！｣

ウィラも…

｢今ならジョゼフは居ない…私が行ってくる！｣

｢分かったなの、こっちは任せてなの～！｣

救助に向かおうと思ったその時、解読の音が消え、代わりに倒れる音が聞こえた。

｢…え？｣

後ろを恐る恐る、振り返る。

｢…っあぁ…！｣

目の前にはジョゼフにダウンさせられたエマが居た。

｢…エマ！！！｣