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風見とのお話 に ページ9

お布団と、他に必要だと判断した物を無事つめ込み、帰りは終止無言だった。
気がついた時には眠りに落ちており、スマホのバイブで目を覚ました。

『もし可能でしたら、風見にも夕飯食べるか聞いて見て貰っても良いですか?作りすぎてしまったようです。』
メッセージは降谷からだった。

A「ごめん、爆睡してた。それで、降谷から夕飯作りすぎたみたいで風見にも夕飯食べるか聞いてくれってメッセージ来たんだけど、食べる?」

風見「頂きます、と送っといてくれ。」

『食べるそうです!今日の夕飯はなんだろか?二人で楽しみにしながら帰ってます!けど、渋滞なので遅めの帰宅です。』

ニヤニヤしながらメッセージを送った。
はたからみたら変態かも…
だって何だか、三人で仲良く食べるのを想像したら、楽しくなってきたからさ!

風見「降谷さんの事、呼び捨てで呼んでるんだな。」

また、眠りにつこうとしたときに、唐突に話しかけてきた。

A「ん?うん。何で?年齢はあっちのが上だけど、私の方が上司だし。あんまり知らない人の名前は愛称とか、下の名前で呼ぶの嫌だし。あ、でも、何か面白い呼び名とか思い付いたら初対面でも呼ぶかもしれない!」

風見「たとえば?」

A「え?たとえば?う〜ん、最近出てきたのは、ジンニキニキニキ!」

風見は運転してるのに、は?お前頭おかしいんじゃねぇの?みたいな顔をして、一瞬こっちを見てきた。

A「え。ジン、居るじゃん?黒の組織の。兄貴って言われてんじゃん?ウォッカから。で、ジン兄貴=ジンニキ。ニキニキって付けたら何だかかわいいでしょ?それで…ジンニキ、ニキニキ、にっきにき…」

だんだん声小さくなりつつの解説。
言わなきゃ良かったかも、と後悔しながら最後の一つのくすねたチョコを口に投げ込む。

風見「チョコ、一つくれないか?」

A「あ。さっきのが最後の一つ…ごめん。」

捨てられた仔犬のような顔をされて、罪悪感に苛まれる。

A「チョ、チョコなんか食べてたら血糖値が上がってとっても美味しい、貴方の愛する降谷透の愛がこもった夕飯が食べられないぞ!」

必死で、変なことを言ってしまった…
もう、あっちに着くまで黙ってよう。そう、心に誓った。

風見「それもそうだな。ありがとう。」

同意してきた!?しかも、お礼言われた!?

A「お、おうっ!」

この人は、天然なのか素直なのか…
どっちも、だな。
こんなにかわいい30歳は他に居るのか?
いつも思うわ。

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設定タグ:名探偵コナン , 公安 , 安室透   
作品ジャンル:アニメ
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作者名:黒猫になりたい | 作成日時:2019年1月15日 1時

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