検索窓
今日:14 hit、昨日:10 hit、合計:592,733 hit

鬼狩り10 ページ10

〜貴方サイド〜



すぐにでも『最終選別』に臨むつもりでいた私だが、刀の腕が鈍っていないかが気になった。


ひと通りの呼吸は制覇しているけど、私がもっとも得意なのは『雷の呼吸』。これをもっと上手に使えるようになりたい。


即戦力になるためにも腕を上げねばと、しばらく鬼狩りがてら特訓してから選別へと向かうことにした。



____そして、ようやく藤襲山へとやって来た。



年中咲き続ける藤の花に囲まれた山。そこに鬼たちが閉じ込められている。


私はもちろん平気だ。だてに千年も生きちゃいない。


貴方「すごいな〜。見事な狂い咲きっぷり」


そんなことを呟きながら山の中腹まで登っていくと、すでに数十人の少年少女が集まっていた。


年齢は……多少ばらつきがありそうだけど、大体は炭治郎と同じか、それより小さいくらい。


みんな張り詰めた空気の中、無言を貫いている。


そりゃあ、これから命懸けの選別が始まるわけだし……突然だよね。私も大人しくしていよう。


そう思って、刀の手入れをするべく柄に手をかけた時。



??「ねえ、ここ藤の花が綺麗よね!」



突然背後から話しかけられ、私は飛び上がりそうになった。


貴方「え!? 私!?」


振り向くと、長い桃色の髪の女性が立っていた。


しかも毛先は緑……変わった髪の色をした人だ。これまで生きてきた中でも見たことがない。


??「あ! 急に話しかけてごめんなさい。


貴女、他の子より雰囲気が違うなって思って。それでつい話しかけたくなったの!」


!! 私が普通の人間でないと気づいたか……?


……いや、そういうわけではなさそう。単純に気になったから話しかけてきたってことか。


貴方「いえ、むしろ緊張が解れました」


??「そうね〜。みんなピリピリしてるもの……。


あ! 私、甘露寺蜜璃っていいます。貴女は?」


貴方「私は、神室Aです。よろしく」


蜜璃「Aちゃん、よろしくね!」


手を差し出されたので、私もその手を握って握手する。


とても朗らかな、可愛らしい女性だ。


一緒に鬼殺隊に入れたらいいなと……密かに思った。




____

夢主は蜜璃ちゃんと同期設定にします( ´∀`)

鬼狩り11→←鬼狩り9



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (272 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
654人がお気に入り
設定タグ:鬼滅の刃 , サリア
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

サリア(プロフ) - きのこさん» コメントありがとうございます!そう言っていただけて嬉しいです(´∀`*) 更新頑張ります! (2020年3月2日 11時) (レス) id: 5231526d40 (このIDを非表示/違反報告)
きのこ - この作品超好きです!!更新頑張って下さい! (2020年3月1日 23時) (レス) id: 45b1b66d37 (このIDを非表示/違反報告)
サリア(プロフ) - ふ ろ ふ き 大 根さん» コメントありがとうございます!更新頑張ります!(*´∇`*) (2020年2月28日 19時) (レス) id: 02855f94f3 (このIDを非表示/違反報告)
ふ ろ ふ き 大 根(プロフ) - ストーリーめっちゃ好きです!!続き楽しみにしてます( ・∇・)更新がんばってください!! (2020年2月28日 16時) (レス) id: cfd0445662 (このIDを非表示/違反報告)
サリア(プロフ) - りんさん» コメントありがとうございます!神作品だなんて…嬉しいです(´∀`*) 更新頑張ります! (2020年2月27日 23時) (レス) id: 02855f94f3 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:サリア | 作成日時:2020年2月26日 15時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。