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鬼狩り24 ページ24

〜貴方サイド〜


夜、私は調査のために西岡さんの宿を出た。


夕飯の時刻をとうにすぎていたが、食べたばかりだったので大丈夫ですとあらかじめ伝えていた。


それより、早く鬼を討たなければ。


貴方「冨岡さん、こんばんは」


待ち合わせの場所へ行くと、すでに冨岡さんの姿があった。


貴方「すみません、お待たせしてしまって」


冨岡「いや。俺も今来た」


冨岡さんは無表情のままそう言って、暗闇の町の中を歩き始める。


冨岡「A。お前が日中言っていた話は本当か。


お前が泊まっている旅館の女将から、鬼の気配がすると……」


貴方「はい。私、昔から第六感が鋭いというか……鬼の気配に敏感な体質なんです。


西岡さんだけでなく、あの旅館全体から鬼の気配がしました」


まさか鬼だから同じ鬼の気配がわかるとは言えるわけもないので、そういうことにしておいた。


だが何度見ても西岡さんは人間だ。身体を細胞単位で分析してみても間違いない。


だから、西岡さん本人が鬼なのかというと、それは違う気がする……。


けれど、あの旅館には確実に鬼が“いる”のだ。


となると、考えられるのは……。


貴方「西岡さんは何らかの形で鬼と繋がりがある。それは間違いないです


結託か、脅迫か……詳細はわかりませんが」


旅館を見上げながら、私はそう断言した。


冨岡「それは、鬼と人間が意思疎通できているかもしれない……ということか?」


貴方「さあ……まだ何とも言えません。冨岡さんはどう思いますか?


人間が鬼と共謀したり協力関係を築くなんて、あり得えるんでしょうか?」


鬼殺隊に入っている人間が、鬼に対して友好的なわけがない。そう思いつつも聞いてみた。


冨岡「………俺の知り合いに、鬼と人間の共存を持論としている者がいる。


それと、先日……驚いた出来事があった」


貴方「驚いた出来事……?」


何だろうと思い、続きを聞こうとした時。







____どこからか、複数の鬼が動き出す気配がした。

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サリア(プロフ) - きのこさん» コメントありがとうございます!そう言っていただけて嬉しいです(´∀`*) 更新頑張ります! (2020年3月2日 11時) (レス) id: 5231526d40 (このIDを非表示/違反報告)
きのこ - この作品超好きです!!更新頑張って下さい! (2020年3月1日 23時) (レス) id: 45b1b66d37 (このIDを非表示/違反報告)
サリア(プロフ) - ふ ろ ふ き 大 根さん» コメントありがとうございます!更新頑張ります!(*´∇`*) (2020年2月28日 19時) (レス) id: 02855f94f3 (このIDを非表示/違反報告)
ふ ろ ふ き 大 根(プロフ) - ストーリーめっちゃ好きです!!続き楽しみにしてます( ・∇・)更新がんばってください!! (2020年2月28日 16時) (レス) id: cfd0445662 (このIDを非表示/違反報告)
サリア(プロフ) - りんさん» コメントありがとうございます!神作品だなんて…嬉しいです(´∀`*) 更新頑張ります! (2020年2月27日 23時) (レス) id: 02855f94f3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:サリア | 作成日時:2020年2月26日 15時

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