熱 ページ15
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『回！腹！』
結局昨日は微熱が続いたが、先程起床した私はいつも通りの体調に戻っていたことに歓喜する。
あれから三ツ谷くんにはちゃんとありがとうメールを送り、【わざわざありがとな、お休み。】と返信がきて熱が上がった気がした。
『ふんふーん』
なんか一日しか会ってないだけでこんなに会いたくなるって恋というのは凄いな。
日曜日ならまだしも、普通に平日休んで会えないっていうのは何か勿体無いことをした気がする。
『(おっと、私もう重症だ)』
自分の思考に思わず頭を抱える。
「Aー！体調どうなの？」
ガチャリ、と扉が開いてママが部屋に入って来る。
「え！？まだ具合悪いの！？」
『え、違う！』
すぐに立ち上がると「何やってんの〜」と呆れられた。
「一応、熱測っておきなさいよ」
『はーい』
その後、平熱であることを確認し、朝食を食べるべくリビングへ向かった。
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「Aー！大丈夫だった？めっちゃ心配したんだよ」
『全然大丈夫だよ！いっぱい寝た！』
「なら良かった〜」
と言いいながら、友達は「ちょい来て」と私を手招きして「なんだ…」と思いながら近寄る。
「Aが倒れてすぐにね、三ツ谷くんが女子側のところに駆けつけてお姫様抱っこして保健室運んでくれたんだよ！」
『そ、そうなんだ…』
基本的に体育は女子と男子で別れてる。
男子も同じくバスケをしていたが、皆んなが私を呼ぶ声にいち早く気が付き先生より先に駆けつけてくれたらしい。
「もうこれは行くしかないね」
『どこに？』
「だから！三ツ谷くんのとこに！」
「いや何言ってんの」と友達の口を塞ぐ。
『ちょちょ、本当に静かに！』
なんてふざけ合っていたら周りの女子友達も集まってきて「昨日は大丈夫だった？」とか「三ツ谷くんかっこよくて惚れそうだった」とかいう話をされて盛り上がった。
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水原カノ(プロフ) - 釉夢さん» えー！ありがとうございます！(*^^*)がんばりますっ！ (2021年9月18日 15時) (
レス) id: e0da8650d9 (このIDを非表示/違反報告)
釉夢(プロフ) - じゅ じゅつの作品から飛んできました！ 夢主ちゃん天然でかわいいですね！投稿頑張ってください！ (2021年9月16日 22時) (レス) id: 04e2962a49 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：水原カノ
| 作成日時：2021年9月16日 21時
