戦闘 ページ44
ﾋｿｶ「たしかにここなら誰の邪魔も入らなさそうだね♡」
俺たちがやって来たのは殺風景の荒野。
ｼｬﾙ「もう一度言うけど俺は本気で怒ったときでしかあの時の力は出せないよ？
今の状態でヒソカと闘っても100%敗けるのは分かりきってる。」
ﾋｿｶ「じゃあ自動操作モードで闘えばいいだろう？♢」
ｼｬﾙ「そんなことも知られてるのか…。
生憎だけどあのモードだと2、3日筋肉痛でまともに動けなくなるんだよね。
できれば使いたくない。」
ﾋｿｶ「じゃあどうやって僕と殺り合うつもりだい？♤」
ｼｬﾙ「乗り気はしないけどちょっとした取引をしないか？」
ﾋｿｶ「というと？♡」
ｼｬﾙ「ヒソカはゴンって言うやつと闘いたいんだろ？
だから俺がそいつをここに連れてくる。
それで諦めてくれないかな？」
ﾋｿｶ「実においしい話だけど僕は青い果実は取っておく主義だから♤」
ｼｬﾙ「俺は青い果実じゃないの？」
ﾋｿｶ「君はもう熟してるよ♢
他の団員は気づいてないけど君が蜘蛛の中でクロロの次に強いってこともね。」
ｼｬﾙ「それはないな。
俺は主に情報処理担当だ。頭以外敵う奴は蜘蛛にはいないよ。」
ﾋｿｶ「それこそないね♡
実際自動操作モードでは右に出る者はいないってクロロ本人が言ってたし♢」
団長め…余計なことを。
ｼｬﾙ「でも俺はあのモードをまだコントロールできないんだ。
対象者が消えるまで闘い続ける。
こんな非効率的な能力に得はないよ。」
ﾋｿｶ「いやあるね♢
君がそれを使いこなしその頭脳を持ってすればクロロを倒すことも夢じゃない♤」
ｼｬﾙ「現状、コントロールできないから困ってるんだけど。」
ﾋｿｶ「そんな未完成な君だから興味を持ったのさ♡」
ｼｬﾙ「こんなに嬉しくない褒め言葉は初めてだよ。」
ﾋｿｶ「それイルミにも言われたなぁ♢」
ｼｬﾙ「ということは皆にも同じように思われてるってことだよ。
自制しなよ、ヒソカ。」
ﾋｿｶ「それより早く殺り合おう♡」
できれば自動操作モードは使いたくない。
でも使わなければ自分が死んでしまう。
さて、どうしたものか。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 75人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：きなこもち | 作成日時：2021年4月16日 17時
