21 ページ22
あれから数分も経たないうちにクロロ、シャルナーク、フェイタンを見つけ出した。
「もー!Aは見つけるの上手すぎるよ!」
『ははっ、君たちが隠れるの下手なんだよ。』
口を尖らせるシャルナーク。
『ねぇ、シャルナークって名前長いから愛称としてシャルって呼んでもいい?』
「愛称?」
『親愛の気持ちを含めて呼ぶ特別な名前だよ。』
「うん、いいよ!愛称で呼んでも!」
『ありがとう、シャル。』
えへへとシャルは嬉しそうな笑みで笑う。
「俺にはないのか?」
『クロロはもともと短いからね。』
「ワタシは?」
『フェイタンはそうだなぁ。
フェイってのはどう?』
「気に入たね。」
『それはよかった。』
「次は何して遊ぶ?」
遊ぶ気満々なとこ悪いんだけどお腹空いてきちゃったんだよね…。
『ねぇ、皆。お腹空かない?』
「あんまり。」
『え?もう10時間くらい何も口にしてないでしょ?』
「俺らは空腹とかの機能が備わってないんだ。
だからいつまで経ってもお腹は空かない。」
クロロは手元にある本を近くの椅子に置きながらそう答えた。
95人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
きなこもち(プロフ) - ダチュラさん» ありがとうございます(*'ω'ノノ゙ (2021年5月28日 6時) (レス) id: 9b397e807b (このIDを非表示/違反報告)
ダチュラ - 初見です!!御伽噺の遠回しな表現が、すごい……!! (2021年5月27日 22時) (レス) id: d99cf3ac4a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:きなこもち | 作成日時:2021年4月4日 20時