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シュースリーさんはまたニコリと笑った
けど…私はそんな笑顔を少し不気味に感じてしまった
「ただいまー、Aは起き……
………って皆揃って何してんの？」
開けっ放しのドアから何も知らないジャックが部屋に入ってきた
両手には沢山の野菜や果物が入った袋を持っている
「おう、おかえり、
蘭たん」
『"蘭たん"………』
「A……」
彼は目を見開いて私の名前を呼んだ
そして私の近くにあった椅子に座ると、目を細めて私をじっ、と見つめてきた
「大丈夫？調子はどう？」
いつもの声で優しく頭を撫でてくる
まるで私と一緒にいたこと以外の記憶が全て消され、無邪気で "ごく普通の" 青少年に戻ったかのように
でも今は、甘やかされてる場合じゃない
そんな優しい言葉に浸かってばっかりではいられないんだ
『もう正直に言ってよ…
昨日のことも…ジャックの事も……』
「…全てのことを言うべきですよ、蘭たん…」
「せやせや、俺らが言うより親友の蘭たんが言った方がAちゃんも良いやろ」
「……分かったよ」
頭の上にある彼の手が離れる
そして蘭たんは口を開いた
「ずっとAに黙ってた事、謝るよ、ごめん
…あのさ、Aに見てほしいものがあるんだ」
『…見てほしいもの？』
ぽかんとしてると急に手首を掴まれて外へ引っ張られた
起きて早々の私には急に走らされるなんて酷い話だ
だがそんな私をさておき、ジャックは手首をガッチリ掴んで全力疾走で走る
そして今度はぴたっと足を止めた
びっくりしてジャックの背中にぶつかる
『な、何するの……』
「落ち着いたらでいいから、顔上げてみてよ」
いくらなんでも勝手すぎるんじゃないのか……
ゆっくりと息切れを落ち着かせて顔を見上げてみると、そこには＿＿
「あっ、ゼッタイ アイツだぞー！」
「ヤバ〜〜イ！それっぽいじゃん！」
「ほらぁ、あいさつしなきゃ〜〜」
「それじゃ、みなさんいきますよ〜…せーのっ！
ナポリ村へ…」
「「「「よ〜こそ〜〜！」」」」
『な、なにこれ……！？』
驚いている私を差し置いていつの間にかここにいるシュースリーさん達とジャックはニコリと笑った。
「「「「ようこそ、ナポリ村へ。」」」」
＊＊＊＊
次回で『4人の○○○』最終話です┏○ﾍﾟｺ
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ガオNA(プロフ) - ゆっくりさん» コメントありがとうございます！すみません、教えて下さりありがとうございます…！！今後から気を付けますね…！ (2020年2月29日 18時) (
レス) id: bc3fdf2a65 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっくり - 曲パロは著作権に引っ掛かってしまうので消した方が良いですよ…(小声) (2020年2月29日 18時) (レス) id: 56664050fd (このIDを非表示/違反報告)
ガオNA(プロフ) - いきなりすみません、作者のガオＮＡからです。申し訳ございませんが、『4人の○○○』の4話にちょっとした話のミスがありましたので、その部分を直させていただきました。宜しければですがもう一度読み直して頂ければ幸いです。これからもよろしくお願い致します。 (2018年9月9日 12時) (レス) id: bc3fdf2a65 (このIDを非表示/違反報告)
ガオNA(プロフ) - ivさん» 了解！！！リクエストありがと！！ (2018年9月9日 12時) (レス) id: bc3fdf2a65 (このIDを非表示/違反報告)
iv(プロフ) - バレンタイン時のすぎにゃんvsしゅーさんとかお願いできる…？？？？ (2018年4月5日 13時) (レス) id: 14899ecff4 (このIDを非表示/違反報告)
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