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カチャカチャカチャ……パラパラパラ……


紙の音とホチキスの音が秘書室に響いてる





如恵留「あっ、八嶋さん」


「えっ、何か間違ってた?」


如恵留「いえいえ、黙ってやっててもつまらないので雑談しましょ」


「良いね!」


如恵留「社長の話聞かせて下さい!」


「亮平ねぇ」


如恵留「はい、やっぱり社長は学生の頃から頭良かったんですか?」


「うん。新入生代表で話してたぐらいだし、テストもずっと1位だったよ」


如恵留「さすがです!彼女とか居たんですか?」


「彼女?居なかったんじゃないかな……」




亮平の色恋沙汰って聞いた事無いよなぁ

スタイルも良いし、私以外には優しかった訳だし、それに頭が良い。モテてるはずだけど



そこから、雑談も盛り上がって来た所でドアがノックされた





如恵留「はい、どうぞ」





佐久間「こんっちわー!やはと運輸です!お荷物のお届けでーす!」


如恵留「いつもありがとうございます」


佐久間「いえ〜こちらこそ。およよ、新しい子ですか?ちょー可愛いじゃないですか!」


「いや〜ありがとうございmバーン!!




「わっ!びっくりした!」



突然、社長室と繋がるドアが開いた

そこには少し息が上がって焦ってる様子の亮平が居た






如恵留「社長!どうしたんですか?」


阿部「あ、いや、たまにはちゃんと挨拶しないとって。いつもありがとうございます」


佐久間「いえいえ、じゃ、失礼します!」




配達員さんは、秘書室を出ていった








阿部「はぁ、油断も隙もない……」


如恵留「ああ、そういう事でしたか。社長」


阿部「……さぁ、何の事かな?」






「何の話してんの?」


阿部「Aは気にしないで」


「ふーん。ねぇ、この荷物は何なの?」




さっきの配達員さんが持ってきてくれた荷物。大きいダンボールが何個もある




阿部「これは今日の差し入れだよ」


「えっ!こんなにあるの」


阿部「当たり前だろう。休んでる人と出張してる人の全社員に渡してるんだから」


「すごっ」


如恵留「差し入れも来たことですし、行きますか?」


阿部「そうだね。見回り行こっか」


「じゃあわたsダメ!


阿部「絶対に着いて来んな」



まだ何も言ってないのに。確かに着いてこうとしたけど



「だって手伝いで来てるのに」


阿部「良いから。秘書室から1歩も出ないで」




そう言って、川島くんと出ていってしまった

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名無し - まだですか?待ってますね! (2021年9月16日 17時) (レス) id: 0532935fdc (このIDを非表示/違反報告)
名無し - 続き待ってます! (2021年8月31日 6時) (レス) id: 0532935fdc (このIDを非表示/違反報告)
名無し - 更新まだですか?続き楽しみにしてますね! (2021年6月20日 8時) (レス) id: 30769a7346 (このIDを非表示/違反報告)
姫美(プロフ) - 名無しさん» ありがとうございます(*'ω'ノノ゙ (2021年6月1日 8時) (レス) id: 8f20ccbeb8 (このIDを非表示/違反報告)
名無し - 続き楽しみにしてますね! (2021年5月31日 23時) (レス) id: 30769a7346 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:姫美 | 作成日時:2021年4月10日 22時

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