検索窓
今日:17 hit、昨日:34 hit、合計:432,359 hit

38 ページ40

.



プルルルル……


内線で電話が鳴った

ガチャッ

雪菜「はい、素能商事、人事部の永野です!………あっ、はい………分かりました。少々お待ち下さい」ピッ


「誰から?」


雪菜「うふふ、Aさんにお電話です」


「はぁ?だから誰よ。内線だよね?」


雪菜「いいから、早く出てください」



なぜか笑ってる雪菜ちゃんから電話を受け取った





「おまたせ致しました。やしm『A』


「えっ、亮平?」



電話の相手は、私をモヤモヤさせてる原因の人だった





「な、なんで内線なんかで………」


阿部『お、お前のことだからスマホに掛けたって出ないだろ』


「否定は出来ない……」


阿部『…………あのさ、今日、夜時間ある?』


「夜?」


阿部『うん。ご飯食べに行かない?それに、この前のことちゃんと話したい』



いつになく真剣な声の亮平
ちゃんと亮平の話を聞かないとだよ、ね




「分かった。どこ連れてってくれるの?」


阿部『んー、高級フレンチ』


「えっ、フレンチ?」



フレンチなんて行ったこと無いんだけど!それに普通の洋服だし、ああいう所ってドレスコードとかあるんでしょ?無理だよ〜

そんな私の感情を電話口で感じ取ったのか、笑い始めた



「ちょっと、笑わないでよ」


阿部『ふふwそんなの嘘に決まってるだろ。フレンチなんてお前に合わなすぎる笑笑』


「そこまで笑わなくても……」


阿部『ごめんごめん。Aはどこ行きたい?』


「……和食がいい」


阿部『分かった。テキトーに見繕うよ。あっ、それとも着くまでのお楽しみ〜の方が良かったりする?』


「どっちでも良いよ」


阿部『分かった。じゃ、夜な。受付の前で待ってて』


「………外じゃダメなの?」



あまり会社の人達に亮平と居るとこを見られたくない



阿部『んー、地下の駐車場は?俺の車分かるでしょ。 そこならいいでしょ?』



誰か来ても、車のかげで隠れば平気だよね



「うん。それでお願いします」


阿部『OK。仕事頑張って』


「うん。亮平もね」


阿部『ありがとう』ガチャ





「はぁ……」



何だろ。ただいつも通り、亮平と話してただけなのに肩に力入っちゃってたよ



「ん?」



何か目線を感じ、そっちの方を見ると





深澤「( ¯꒳¯ )b」ニヤッ




聞こえてたんかい

朝、亮平に呼び出されてたし、その時に私とのことを聞いたのだろう

『しいて言えばこの子かなぁ』って言ってたし
とりあえず、お辞儀しといた

39→←37



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (548 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1905人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

名無し - まだですか?待ってますね! (2021年9月16日 17時) (レス) id: 0532935fdc (このIDを非表示/違反報告)
名無し - 続き待ってます! (2021年8月31日 6時) (レス) id: 0532935fdc (このIDを非表示/違反報告)
名無し - 更新まだですか?続き楽しみにしてますね! (2021年6月20日 8時) (レス) id: 30769a7346 (このIDを非表示/違反報告)
姫美(プロフ) - 名無しさん» ありがとうございます(*'ω'ノノ゙ (2021年6月1日 8時) (レス) id: 8f20ccbeb8 (このIDを非表示/違反報告)
名無し - 続き楽しみにしてますね! (2021年5月31日 23時) (レス) id: 30769a7346 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:姫美 | 作成日時:2021年4月10日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。