検索窓
今日:2 hit、昨日:9 hit、合計:57,878 hit

問答無用 ページ16

「オラ、てめぇのせいでこんな面倒くせェ部屋移動させられてんでィ。手伝いやがれ」



問答無用、無遠慮に押し付けられた布団に、「オウフ」と色気のない声。

そしてそれにクスリと笑う沖田さんに、ああやっぱりドSなんだな、と。


全国の沖田ファンに殺 されそうだが、沖田さんの部屋にも入れてもらった。・・というか荷物を取りに入ると、そこには生活感の漂わない部屋。

布団はさっき運んだのでないのは当然だが、それにしても何もない。


小さい机が部屋の隅にちょこーんと置いてあり、その上の本棚には本が一冊だけ。



「沖田さんって本当にあの部屋で生活してます?」

「ああ?当たり前じゃねェかィ」



何故そんな当たり前のことを効くんだと言わんばかりの顔。



「物、少なすぎませんか?」

「部屋なんて寝れさえすりゃ充分だろィ」

「な、なるほど」



確かに、真選組は基本外に居るのを見ることが多いし、沖田さんにとっては部屋とはその程度の物なのかもしれない。

それに、物が少ないほうが現在パシリに使われている私的にも助かる。



「これ、お前の布団でィ」



ポンッと軽々投げられた布団は、沖田さんが持ってきてくれたらしい。

っていうかそんなに軽々持てるなら、自分の布団も運んでほしかったんだけど。


沖田さんは私に布団を手渡すと、そのまま土方さんのようにスタスタと言ってしまうのかと思いきや、



「で、アンタとは一度ゆっくり話してみたいと思ってたんでさァ」



悪い顔をして、ドカリと部屋に座り込んだ。

今後のこと→←屯所の中のワクワク



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (184 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
714人がお気に入り
設定タグ:銀魂 , 坂田銀時
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

微糖。 - 面白いです。続き待ってます。 (2020年5月31日 20時) (レス) id: 7154107f34 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい - 今までで1番好きな物語です!更新楽しみにしています。 (2020年3月29日 11時) (レス) id: cd8046c6bb (このIDを非表示/違反報告)
神阿(プロフ) - ソマリさん» ありがとうございます。これからもよろしくお願いします (2020年2月16日 22時) (レス) id: 9618de47fb (このIDを非表示/違反報告)
神阿(プロフ) - 淋さん» ありがとうございます。楽しんでいただけているようでうれしいです (2020年2月16日 22時) (レス) id: 9618de47fb (このIDを非表示/違反報告)
神阿(プロフ) - モンスターエナジー愛好家さん» 更新長らくお待たせしました。ありがとうございます (2020年2月16日 22時) (レス) id: 9618de47fb (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:神阿 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/kamiamatome/  
作成日時:2017年11月23日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。